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Lesson20(中編)-音階地獄のオカワリ-

嫁に見守られてのフリマリー音階地獄。


先ずは、長調から。
例によってニ長調以外はからっきしである。


フリマリー 『イ長調 スケール&アルペジオ』
HRIMALY_005_Adur.jpg


そう都合よくニ長調ばかりになるはずも無く、今回はイ長調。
練習で2回くらい弾いた程度である。現在課題に出ている長調スケールの中では一番の苦手パターン。

バイオリンを始めてから、イ長調自体あまり出てきていない気がする。
ト長調やニ長調のスケールが、ちょっと弾いてみたらある程度弾けたのと違い、イ長調スケールは気を抜くとすぐに指を間違える。ソのシャープがナチュラル化していつの間にかニ長調に吸収されているということになりやすい。
バイオリンを始めて6ヶ月少々ながら、なんとなくこれまでに弾いてきた調というのは指が動きの雰囲気を覚えていて反射的に弾けたりするのだろう。そして、逆に弾いたことの無い調は脳で考えながら指にイチイチ指令を出すことになるため、段々追いつけなくなってきて落下するというわけだ。

しかし、スケールはまだ良い。相対音感をある程度訓練していれば、次の音が全音か半音かだけ考えて、『指広い』か『指狭い』を選ぶだけなので、比較的行ける。
問題はアルペジオである。

移弦タイミングをいつも間違えるのである。
何故ニ長調が得意・・・というか、まだマシかと言うと、アルペジオでニ長調は1弦ごとに2音ずつ鳴らして行くパターンがふた山あるというわかりやすいものだからである。それに対してイ長調などは、行きと帰りでパターンが違うし、開放弦を使っていくと移弦タイミングが一定にならず混乱する。


あまりのグダグダっぷりで、弾くのに必死で先生に何を言われたか覚えていないほどである。
全く良いところが無く撃沈。


   


フリマリー 『ト短調 スケール&アルペジオ』
HRIMALY_006_gmoll.jpg


苦手の単調。
前回もチェックを受けたが、練習が行き届いていないため今回もグダグダである。


旦那が公開処刑にあっている間、嫁は何をしているんだろうか・・・とふと思って嫁を見ると、日記帳らしきものに書き物をしていた。あまりに弾けず、展開の少ないレッスンに飽きて自分の世界に入ってしまったようだ。
どこででも自分の時間を楽しむ。なんとも羨ましい嫁の性格である。


私 「単調苦手なんですよね~」


16連スラーどころか、8連や4連でも無理。つまり、音とりすらできていない私は、単音で音を拾っていきながら助けを求めるようにそうつぶやいた。


先生 「大体、普通そうですよ」


行きと帰りで臨時記号の付き方が違う。
確か、メロディックマイナースケールとか云う名前だったと思う。"メロディック"というだけあって耳には馴染むし、声で歌うのであればこちらの方が「スッ」と歌えるスケールなのであるが、バイオリンではその音を取るのが「指の位置」なのである。まだ、音と指が連動していない私にとって、単純なパターンで無いものは鬼門というわけである。


私 「アルペジオも苦手なんですよねー」


先生 「スケールよりアルペジオが得意って言う人もあんまりいないですねぇ」


私 「Dとかやったら、まだ、指の動きに法則がある感じでわかりやすいんですけどねぇ・・・」


ボソッといらぬ事を口走ってしまった私。


先生 「それは、ニ長調やってくれってことですか?」


私 「いやいや・・・要りません」


先生 「だってねぇ? どう聞いてもニ長調やって欲しいってことですよねー?」


嫁に振る先生。
そんな振りをされて私の見方になる嫁ではない。


嫁 「ねー」


予想通り同意する嫁。

『面白い方へ流れるべし』

それが我が家のルールである。


   


フリマリー 『ニ長調 スケール&アルペジオ』
HRIMALY_004_Ddur.jpg

うっかり自分からオカワリするような感じになってしまったDメジャー。
アルペジオ部分のみを弾く。

これまでのグダグダっぷりが嘘だったかのように、スムーズにアルペジオを弾く。
断っておくが、「スムーズに」というの当社比である。


先生 「そんだけいけるなら、スケール部分もやっちゃいなさいよ」


はじめから弾く。
スケールも先ほどまでの残念さが嘘のように、スムーズに弾ける。
ニ長調はもう、指の動きが基本的に脳の指令から離れているのである。ピッチや速度を調整するために多少の制御はするものの、移弦や指を下ろす大体の位置などはある程度勝手に処理されている。

スケールとアルペジオのつなぎ目で若干崩れたものの、他の調とは比べ物にならないレベル。明らかに「コレだけ練習しました」と言っているようなものである。


先生 「ふーん。じゃあ、次これ、テンポ60以上でチェックしますね」


うっかり次回のハードルをあげてしまったが、とりあえずニ長調はそこそこ行けていたということだろうか。


   


フリマリーのチェックを終え、ホーマン。
しかし、まだまだ音階地獄は終わらない。

ホーマン 190番 『高速指練習』
HOHMANN_190.jpg

前回、「テンポ120以上で」という指令を受けているこの曲。
そして、「嫁に手叩いてもらって、練習して来い」との指令である。


しかし、嫁に手を叩いてもらってやったのは2回ほど。それもテンポ60以下。
そもそも、普通にゆっくりのテンポで弾くだけでも精一杯なのである。それもそのはず、フリマリーのスケール練習でグダグダになっているイ長調である。


先生が嫁をチョイチョイと呼ぶ。
満面の笑みで待ってましたとばかりに立ち上がる嫁。
もう手を広げて叩く準備を終えている。


― 楽しそうだな・・・お前たち。


私 「とりあえず、テンポ120までいってません」

先生 「じゃあ、いけるテンポで行きましょうか」


先ずは、テンポ60程度で弾いてみる。
それでもギリギリである。


先生 「そうやって、ゆっくりのテンポから積み上げていく練習も大事なんですけどね」


私 「はぁ・・・」


先生 「無理なテンポでやることに意味があるんですよ」


いきなりテンポを上げられる。嬉々として手を叩く嫁。

おそらくテンポ100前後。
グダグダになっていく・・・というかはじめから最後までグチャグチャの私に、嫁は満面の笑みである。
崩れる私を見て先生も満足げである。


― 嬉しそうだな・・・お前たち。


先生 「3拍目アップボウで!」


3拍目も何も、今がどこの何なのかもわからないほど崩れているのである。
良くこの状況でピンポイントで修正点を指摘できるものだと他人事のように感心してしまった。


先生 「手叩いてあげるときに、一緒に3拍目がアップになってるか見て指摘してあげてくださいね」


先生が私へのチェックポイントを嫁に指示する。


嫁 「はーい」


― お前。絶対わかってないやろ。


この曲でアドバイスを貰ったのは私ではなく嫁だった。
いったい誰の何のレッスンなんだろうか・・・。


続く。

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ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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