スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Lesson85(後編)-枷-

第二楽章。

こちらも、とりあえず最後までは通る。
テンポがゆっくりなだけあって、今のところ最もマシな状態にある。

しかし、家での平均的パフォーマンスからの落差はある意味もっとも大きい。

自分で言うのもなんだが、家では時々初心者のレベルを完全に超えて弾けていると思える時がある。なんというか、声で歌っている時と感覚的に違いがない感じで弾ける事があるのだ。
それも、偶然でなく、ちゃんと認識してやっている。

しかし、今は単に弾いただけ。
やりたいことが全く投入できていない。


先生 「ふんふん・・・まぁまぁ・・・」

私 「うーん・・・なんか・・・うーん・・・」


この曲が一番納得がいかない。
なんで弾けないのか理解できない。

実は、今回ヴィヴァルディをレッスンで見てもらうようになって、3つの楽章の中では先生の前で通せるようになったのが最も早かったのはこの第2楽章である。最も早かったというか、一発目でいきなり通った。

しかも、その時は家で練習している時よりもパフォーマンスが良かった。
それは先生の伴奏で和音を感じながら弾くことで、音程や曲想が安定したからだった。


言い忘れていたが、今回の発表会のソロ曲はピアノ伴奏ではなく、通奏低音による伴奏がつくという豪華仕様。
当然、通常のレッスンで毎回通奏低音を呼べるわけではないので、先生がヴィオレレ(=ヴィオラをウクレレのように弾くの意)で通奏低音っぽい感じで弾いてくれている。
初めて先生の前で弾いた時はその伴奏との「絡み感」に手応えを感じていたのだ。


しかし、今はまったく逆。
先生の伴奏を聞くことで情報量が増えてしまっているのか、何故か「処理が追いつかない」という状況。伴奏のテンポ内で弾くことに全ての神経を持っていかれる。

しかも、それはここ最近のレッスンではずっとその状況なのだ。
家では歌うように弾ける(当社比)のに、レッスンに来ると通すだけでもギリギリ。

家では自由に弾くだけではなく、メトロノームで厳しくテンポ管理しながら弾く練習もさんざんやっている。
今弾いているテンポより速いテンポでも練習してもゆとりをもって弾けるのに、何故か伴奏に急き立てられる。


私 「なんかね、流れてる時間の感じ方が家と違うっていうか・・・」


先生 「ふんふん」


私 「家でやってる時はもっとこう、一つの音の認識時間が長いというか・・・密度が高いというか・・・」


先生 「ふんふん」


私 「いや、遅くなっていてるとかは前に指摘されたんで、メトロノームとかでやってるんですけどね・・・なんかこう・・・んーなんだろう」


先生 「じゃあ、ちょっとこの辺からもう一回やってみましょうか」


   


そして弾く。


― あれ? なんか、ベラボウに弾きやすい??


伴奏がやさしい・・・とでも言おうか。
家で弾いている時の時間の流れにかなり近い。

ものすごく遅くなって行っているというわけでも無さそうだが、やりたいことが投入できる。
先ほど弾いていたのとは雲泥の差だ。


これなら納得が行く。
でも、何故なのだろうか。何が違うのだろうか。


先生 「どうでした?」


私 「家でのパフォーマンスにかなり近かったかも・・・」


先生 「そうなんでしょうね」


私 「ぇ?」


先生 「演奏にあわせて私がちゃんと待ってあげたんですよ。今回は」


― なんだとー!!


先生 「いま、すごいゆとりが生まれたでしょう?そしたら出来る事一杯ありましたよね?」


私 「はい・・・」


先生 「はじめから待ってあげるとね、それが前提になってしまってアカンのですよ」


私 「・・・」


先生 「これでゆとりが生まれたと思ったのなら、私の思惑通りです。」


楽しそうに笑う先生。


― やられた。わざとやってたのかよ・・・


ここ2ヶ月くらい毎回、何でこんなに2楽章弾くのが辛いのだろうとずっと疑問に思っていたのだ。


私 「それ、あれですか?漫画とかで良くある重りつけて戦ってたみたいな・・・」


先生 「そうね」


私 「まさかこれを外す時が来るとはな・・・的な・・・」


先生爆笑。


先生 「バロッカー養成ギプスですな」



見事にしてやられた訳だ。
しかし、二ヶ月に渡って伴奏で密かに縛っておくとは、なんというドSか・・・。


   


さてこの後、3楽章も通したのであるが、こちらは予想を上回る乱れっぷりで「98%減」くらいな感じだった。
それでも、なんとかかんとか最後まで押し切ることは押し切った。


第1楽章:集中出来るかが全て。見せ場を楽しみたいところ。
第2楽章:普通に弾けたらそれで大丈夫。通奏低音合わせが楽しみ。
第3楽章:頑張れ。とにかく頑張れ。イキロ・・・

今の状況はこんなところだろうか。
実は楽譜的には3楽章が一番なんてことは無いハズなのだが・・・。
まぁ、一応通して弾くだけなら弾けるだろう。たぶん。


さてさて、泣いても笑ってももう本番まであと僅か。
どの曲も「自分を失わずに」弾けたらちゃんと弾けるわけで、ほとんどメンタルの問題。
後は身体をケアしておくとか、よく寝ておくとか・・・なんかそう言う事の方が大事な気はしている。
スポンサーサイト
カレンダー
09 | 2012/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

バイオリン歴
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
最新記事
アクセスカウンター
ブログランキング
ランキングに参加しています
ポチッ!と応援お願いします

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

リンク
バヨ友
バヨブロ友達
検索フォーム
QRコード
QR
レンタルサーバー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。