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Lesson14(前編)-初 弦替え-

レッスン開始。
今日から新教本、ホーマン2巻である。

今回までの宿題は4つ。
だが、内一つの練習パッセージで、短いながらも4種のボウイングバリエーションがあり実質7つの宿題。


まずは、小手調べ。
今回の中では一番の小物、『 ホーマン 164番 』。
単純なGメジャー、ト長調スケールである。


Hohmann_164.jpg


この程度のパッセージはサッサと終わらせて次に行かなければならない。


先生 「なんでコレ終わってないんですか?


― なんでも何も、ホーマン今日が初回ですがな・・・


サッサとどころか先生の中では終わっていた事になっていた模様。
ますますもって、この曲で引っかかっているわけには行かない。


♪~


とりあえず、一回サクッと弾く。
しかし、とてつもなく音程が悪い。


― うわぁ・・・ 音程、安定しねぇ・・・


先生 「3の指が軒並み低い!」


― ですよね・・・


もう一回弾き直しても改善されない、3の指の音程。
それまで遠目に眺めていた先生がものすごい残念そうな表情で近寄ってくる。
先生も、「これくらいはサッサと通り過ぎてくれるだろう」と思っていたのかもしれない。
何せ、終わったと思っていたのだから・・・


先生 「ふ~む ちょっとこの親指がこっちに入り過ぎなのが原因かもしれないですね」


どうやら、左手の親指が糸巻きに寄りすぎていた模様。

私は日によって、音程の安定感が全然違う。特に3の指が安定しない。
ぴったり来る日は速く弾こうが指がややこしかろうが"ピタッ!"とそこしかないところに指が勝手に行くが、ダメな日はゆっくりだろうがなんだろうが音がはまらない。いったい、何が違うのかずっと疑問に思っていたのだが、どうも親指の位置がきっちり決まってないことが原因であるようだ。


親指の位置を修正しようとしていると、全く予期しなかったツッコミが入る。


先生 「あれ?なんかA線がキテますね」


見ると、A線の1指付近がささくれて来ている。弦のお亡くなりサイン。
レッスンに来る直前まで練習していたがその時はこんな事にはなっていなかった。

まぁ・・・だとしても、調弦のときに気付けという話であるが・・・


私 「ぇー こないだ替えたとこやのに・・・」

先生 「ぇ? 替えたのこの弦でしたっけ?」

私 「はい。コレです。」

先生 「マジで?! はや!・・・ちゃんと拭いてます?」

私 「ふ・・・拭いてますよ~」


A線を前に替えたのは9月5日。わずか2ヶ月弱。いくらなんでも寿命には早い。
私が毎日5時間とか練習しているのなら別であるが、こちとら普通に勤めを持つサラリーマン。練習量による劣化は考えにくい。手入れを怠っていると疑われるのも無理は無い。


私 「力入れて押さえ過ぎなんですかね・・・」

先生 「気合入り過ぎなのかもしれませんねぇ」


原因はともかく、弦を替えなければならない。
当然のように先生に替えてもらう気でいた私に、想定外の課題が降って来る。


先生 「自分で替えますか?」

私 「いやいや~ 今日、弦替えだけで終わっちゃいますよ~」

先生 「前・・・見ましたよね?」


どうやら、今日は逃がしてくれない様子。
確かに、9月5日には弦の張り方を説明してもらいながら弦替えを見せてもらった。
だが、そんな前の事は覚えちゃいない。


   


先生が新しいA線を持って来る。そして、渡される。


私 「えっ・・・と・・肩当は・・・」

先生 「つけたままでいいですよ」


肩当はつけたままやって良いらしい。

椅子に座り、バイオリンを膝にちょこんと置く。
危なっかしいバイオリンの置き方からして、弦の張り替えに慣れていない様を如実に示している。

いよいよ初の弦張り替えである。


まずは、今張ってあるA線をはずさねばならない。
A線のペグを恐る恐る緩めていく。


先生 「ぴやー・・・ってやったら取れますよ」


こちとら小心者。
たとえ、今から捨てる弦でも慎重に取り扱ってしまうのだよ。


A線の撤去に成功し、今度は新しい弦に取り掛かる。


― さて。やるか・・・。


横で見ながら逐一、手取り足取り教えてくれるのかと思いきや、優雅な曲をビオラを弾き始める先生。


BGM担当かよ!!


先生 「困ったら呼んでくださいね~」


新しい弦を袋から出・・・そうとして、開け口がないことに気付く。
ひっくり返したり回したりしながら、切り込みや剥がせるところが無いかを必死で探す。


先生 「上のとこ、ピッ!ってやったら開きますよ」


袋の開け方から教えてもらう31歳のおっさん


ようやく弦を取り出して、いざ弦張り。


   


まずは、弦の"おしり"、丸っこいのが付いてる方をテールピースの穴に落とし込む。


・・・がまず、穴に入っていかない。なんと不器用であることか。
見かねて早くも先生が参戦。横から助けてくれる。


弦の丸っこいのに続いている布っぽい部分が、テールピースの穴の細いところに来るように「ぐっ!」ってする。入りにくかったら、テールピースの横から小指を入れて引っ張れば良い。


アジャスターがあるなら、この時につけてやんわりとセットする・・・が、弦に噛ませるタイプのアジャスターを使うことは少ないので別に覚えなくて良い。


次に、ペグの穴をこっちに向ける。
そして、弦の先っちょを入れる。入るだけ、奥にあたるまで入れる。
この先っちょ、ペグの穴の反対側にちょろっと出ているので"チョロ"と勝手に命名しよう。


そして巻いていく。
基本、左手で弦を引っぱって張力をかけながら、右手でペグを巻いていく。


最初の一周、穴から出た"チョロ"の左側を通るようにして巻く。
そして、次の一周。一周目が終わってからもう半周して"チョロ"の横を通るまでの間に、一周目で巻いた弦をまたぐように巻き、今度は"チョロ"の右側を通るように巻く。
一周目と二周目で"チョロ"を挟み込むようにするのがポイント。


以降はそのまま巻いていくが、巻いている間、絶対に左手で弦を引っぱることを怠ってはならない。怠るとテールピースから"おしり"が抜けてゲンナリする。アジャスターとか食い込み防止チューブとか後から何とかなるから、とにかくきっちり巻くことに集中する。

ある程度巻けて来て、引っぱってなくても大丈夫な感じになってきたら、今度は弦を左手で弾きながら巻いていく。弾きながら巻いていかないと、うっかり巻きすぎて「プッツリ!」展開となる。


先生 「ほら! ラ~♪ 全然低い! ラ~♪」


こちとら小心者。
切れるのが怖くて、ちょびちょびしか巻けない。
自分ひとりでやるときは、チューナー必須である。


目的の音付近まで来たら、食い込み防止チューブを駒の上にのせる。
完全にラだと張力がありすぎて駒の上に持って来れないので、微妙に緩めてのせる。
このとき、チューブが糸巻き側にセリ出ていると音が濁ったりするので、ギリギリのところに来るように調整する。

最後にきっちり調弦して完了。


   


格闘すること15分。なんとか初の弦替えを完了。


疲れた・・・・。一週間分の仕事くらい疲れた・・・。


先生 「ぶっちゃけ、弦は不良品が多いのも事実です」

私 「そうなんですか」

先生 「弦ってどうやって作ってるか知ってますか?」


― いや、普通知らんやろ。絶対。


先生 「この弦、手で巻いてるんですよ」

私 「マジっすか?!」

先生 「えぇ。もちろん機械は使いますけどね。自動的に巻かれるわけではないです。」

私 「フルオートではないんですねー」

先生 「えぇ。でも、ちゃんと調べてないんでまた、調べてみてください」


一本一本手で巻いてるんだとすれば、高いように思っていたバイオリン弦の値段も納得できる気がする。


そんな話をしながら、気を取り直して、ホーマン 164番。


もう一度きっちりと親指の位置を調整してもらい。
先ほどよりは安定した音で弾けて何とかクリア。


何でもないはずのGメジャースケール、ホーマン164番。
しかし、それは初弦替えの象徴として永く記憶される事となったのである。
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張り替え

こんにちはー(*´`*)

弦の張り替え、結構勇気いりますよねー(´ω`;)
たった1年前くらいは「古いのとって新しいの巻くだけじゃーん」とか
思ってましたが、最近は思いっきり慎重になってます。笑

ホーマンにいよいよ突入ですね!!
私はレッスンが2週に1回のうえ、もう2回連続で
レッスンで取り上げてもらえてないので、
そのうちぷぃぷぃ虫さんに先越されてしまいそうです。笑

ハマる

私は全弦が息絶えても、それを先生に指摘されても、わかっててもなかなか張り替えません
だって息がハアハアいうほどドキドキするし、一生涯使える弦が欲しいと願っています
トラウマなんですよね・・・ガキんちょの頃、弦の交換しててすごい爆音とともに駒が倒れて(本当にスゴイ音です)
即行、楽器屋さんに、車で3時間近くかけて^^;
気をつけてくださいね~、運が悪いと魂柱まで損傷しちゃうらしいですからw
G・D・A・Eを順番に指ではじいた音を覚えておくと弦張りのとき便利ですよ
あ、だいたいここらへん!ってね(⌒^⌒)b 
ちなみに私は4弦全部交換するハメになるので2時間以上かかります
ペグを調弦しやすい角度に巻くのが至難のわざ
何度もほどいては巻きなおし、あきらめてレッスンに行ったらやっぱり調弦できすにやり直しさせられ・・・憂鬱だ

No title

いい感じに先生に振り回されてますね~。

僕もそんな感じかな。レッスン中は必死でつっこむ余裕無いけど、帰りに思い出しつっこみしますv-217

弦の張りかえは、初心者のくせして3回やってますね。
気分転換になって結構いいですよ♪
先生の前じゃ無ければ。

Re: 張り替え

ほっとけーきさん

こんにちわ~(´∀`*)

一度、調弦で弦を切っているのでハラハラドキドキでした。
私、小心者なんで(笑)
昔、ギターでも弦張り替えの時によくプッツリやっちゃってたんですが、弦のお値段が全く違うので・・・


晴れてホーマンに突入しました。
音符の量も段違いに増え、先生の指摘も今までよりも格段に細かく厳しくなって来た気がするので、今までのような進度では行かないんだろうなぁ・・・って思っています。

Re: ハマる

チワワさん

こんにちわ~

相変わらず、チワワさんの武勇伝にはかないません(笑)
弦替えの時って駒が倒れるリスクまであるんですねぇ・・・知りませんでした。
調弦で弦を切った程度でトラウマ化してる私なんてかわいいもんですねー(;´Д`)

初心者の間だけかもしれませんが、ウチは先生が全弦一括換装をあまり推奨されていない感じでした。「全弦替えるとしばらく調弦が狂いまくる」だそうで。。。

弦替えってアマチュアの練習量だと普通は半年に一回程らしいですし、その間に張り方忘れちゃいそうなんですよねぇ・・・。ホント、生涯使える弦。欲しいですね~(´∀`*)


バイオリンを買ったら、お高い弦に手を出す前に、お安い弦を頻繁に交換して練習してみようかな・・・・E線あたりで。。。

Re: No title

みやさん

こんにちわ~

素敵に先生に揺さぶられております(´∀`*)
レッスン中は真剣に聞いているんですけど、後で思い出すとツッコミいれちゃいますよね~(笑)

バイオリンをはじめてから今までで弦は4本替えているのですが、自分で替えたのは今回が初でした。
いやはや、緊張しました(;´Д`)
早く、気分転換と言えるほどに、楽々と替えられるようになりたいです。

私の場合、演奏は先生の前だと緊張するけど、弦替えは先生の前の方が安心だったという不思議。
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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