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Lesson14(後編)-当社比50%UP-

ホーマン165番には早々に見切りをつけ、本日のメインイベント。


ホーマン 180番


Hohmann_180.jpg


先生とのデュオ曲。

ホーマンを経験された方はご存知だと思うが、この教本は『先生と一緒に弾き、楽しみながらバイオリンをマスターしていく』というのが基本姿勢となっている。この教本のまえがきには、「少しもあきることなく美しい曲を楽しみながら、いつの間にか上達し・・・」などと謳われている。

指練習パッセージも多く含まれているし、先生とのデュオが成立するためには、それはそれはたっぷり練習しなければならないので、『少しもあきることなく』とか『いつの間にか』というのは少々強引な気がするが、だんだんと曲らしいものが登場するようになり楽しくなってきたことは確かである。


   



準備万端という顔で待っている先生に促されて演奏を開始する。


♪~


テンポが割と早いこの曲。
まず、出だしのテンポが先生と合うかどうかを懸念していたが、特におかしなこともなくスムーズに曲を始めることができた。もちろん先生が私に合わせてくれているのは間違いないが、ザッツ出しにも少し慣れてきたのかもしれない。


やはり、先生と合わせるのは楽しい。
自分的には時にミスもなく、楽しんで弾くことができた。


しかし、弾き終えてみると先生はとてつもなく不満顔。


先生 「うーん・・・硬いですね」


ガツガツ弾き過ぎということなのだろうか。


先生 「音符の長さが、いまいち守られてない感じですね」


私は傾向として、音符を短く処理してしまう傾向にある。それが分かっているので今回はできるだけ音符の長さを守れるように気をつけて練習してきたつもりだった。だが、逆にすべての音符がテヌート気味・・・を超えて少し長くなったりもしているという。特に休符前の音符が大分長くなってしまっているようだ。

特に指摘されたのは二段目1小節目~3小節目の四分音符が弱拍に配置されている箇所。
曲の作りとしては先生のパートが強拍で先に音を鳴らし、それに私のパートが応えるというもの。しかし、一人で練習している時は、当然先生のパートが鳴っていないため、この部分はある意味裏拍のように感じられてしまい、正確なタイミングで弾くのが難しい。

そのため、『ダン!チャーン ダン!チャーン』という感じで、無理やり体の中に強拍の『ダン!』のリズムを作って、自分の『チャーン』を正確に弾くように意識して練習してしまっていた。

それが見事に演奏に反映されてしまっており、本来は一拍の中で音が終わっていないといけないのに、次の拍の頭つまり『ダン!』と共に弓が止まっているというのだ。これ見よがしに『弓、ちゃんと止めました!』という感じになっているらしい。

恐るべきはバイオリン。
曲をどのように感じて、どのように練習してきたかが如実に弓使いに反映されてしまう。
なんというごまかしの効かない楽器であることか。


   


指摘は、音符の長さにだけにとどまらない。
あらゆる箇所について、今までより格段に細かい指摘が入っていく。


この曲中で最も早い弓の動きを要求される二段目4小節目、八分音符3つスラーの二つ目。A線からE線に移弦してまた戻ってくるところ。私は、早く行って早く帰ってこなくてはならないという意識から、『カッ!カッ!』と移弦していたが、波型の軌跡で滑らかに移弦を行うようにアドバイスをもらった。


休符前の音符での弓の止め方についても指摘を受ける。
私は「ビタッ!」っと弓を止めてしまっており、弓を止める瞬間にバイオリンに対して圧力をかけてしまっていた。そのため、止める瞬間にわずかながら「ギッ」っとバイオリンが鳴ってしまい、美しくない音の切れ方をする。
1段目6小節目の1拍目や2段目1小節目の1拍目は『すっ』っと音を切りたいところなので、切れ方が下手だと目立つ。
何度も腕を『すっ』と止める動きだけをやらされ、そして指摘を受ける。


強弱についてもいくつか指摘を受け、この曲はもう一度練習し直してくる事になった。


   


やり直しになったことに正直驚いた。

弾くのをとちったりしていないし、音を盛大に外してしまったりということも無いように思う。テヌートやスタッカートなどの記号も意識的に弾き分けたし、自分なりに強弱や曲想もつけて弾いてみた。気負いから家での練習成果を出せていないということも無い。

絶対合格できる自信がある程、誰が聴いても完璧という演奏ができたわけはないが、なんとなく今までなら合格していたような気がするのだ。

『自分が今できる100%を先生の前で出せたら合格できる』というのは自分の中にひとつの基準として出来上がりつつあった。マイアバンクの後半では、今日くらいに弾けていたら「欲を言えば」としてプラスワンのアドバイスをもらうものの次に進行していたような気がするのだ。


教本が進行しただけでなく、要求レベルが一段階上がっている。


今後はただ弾けるだけではダメ。
曲全体をしっかり見渡し、そして、一音一音立ち上がりから音の切れまで神経を張り巡らさなければならないのである。

5割ほど増したような気がするチェックの厳しさに恐怖と喜びの両方を感じながら、この日のレッスンは終了した。
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comment

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No title

こんにちは!
もうこんな難しそうな曲を弾いていらっしゃるのですね~
本当に進度が速いです!

完璧に弾けていると思える曲をさらに精度を上げるように仕上げると
驚くほど何段も一足飛びにランクアップできることがあるんですよね。
熟練して右手の自由度が上がると、音楽的にも違ってきますし♪
・・・なんてことが子どものレッスンでは時々あります。
よく言われるのが「弾けるようになってからが本当のお稽古の始まり」
ということばでーす。v-354

Re: No title

celloさん

こんにちわ~

ようやく曲らしい感じになってきました。
逆に、曲らしく弾くことを求められるようにもなってきました。

「こう弾きたい」っていう理想形は頭の中に鳴っているのですが、腕がとてつもなくそれに応えてくれないので、
もどかしさと戦いつつ、レッスンとしてはどこまで出来ていれば良いのかを考えながらそのラインは超えるように練習している感じです。そういう意味では自分的に「完璧」に弾けたことなど一度も無いとも言えますね。

跳ねるように弾きたい・・・と思ってもまだスピッカートとかできませんし・・・


>「弾けるようになってからが本当のお稽古の始まり」
激しく同意します。
そこからが音楽なんですよね。
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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