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Camp Ariruma (09)-アンサンブル第三部-

一同、部屋に荷物を運び終え、アンサンブル再開。


本日最後のアンサンブルの時間である。


本日の5曲目
『 Down by the Sally Gardens 』


アイルランド民謡の曲で、キキさんによる編曲。3パート編成である。
先の4曲程には有名ではないと思うが、ケルト系の音楽が好きな人の間では定番と呼んで良い曲だろう。ケルトに興味がなくとも聴いたことが有る人は多いのではないだろうか。


この曲が合宿の候補曲に上がっていたときは非常に嬉しかった。
いつかちゃんと弾いてみたいと思っていた曲の一つだったのである。それどころか、バイオリンで弾いてみたいと思った曲一号だったりする。


4ヶ月程前、私は突然バイオリン弾きになることを思い立ったが、全くの無知だった私はまず先人の足跡を辿ることからはじめた。その時点では、レッスンに通うかどうかすらまだ考えておらず、そもそもバイオリンで弾きたい曲すら一曲も無かったのである。せめて何らかの方向付けくらいはしておこうと思い、先ずは先輩レイトスターター達のブログを読んで回った。

そして、「クラシックバイオリン」と「フィドル」の二大系統があることを知った。
私はブログのタイトルに冠しているとおり「呑んべぇ」である。いずれは人前でバイオリンを弾く機会があるとして、それはほぼ絶対的に『呑みの席』であるということは容易に想像がつく。色々と賛否はあるだろうが、「クラシックバイオリン」と「フィドル」、どちらが『庶民の呑み会』向けかと問われれば、多くの人は「フィドル」と答えるだろう。そういう発想から「フィドル」の方向に行くのが良いかもしれないと思い、「フィドル」系のブログもずいぶんと読み歩いた。


そして、多くのフィドラーブログで、必ずと言っていいほど上がっていた録音がこの曲、『 Down by the Sally Gardens 』だった。私はこの手の哀愁ただようケルト系のメロディーが非常に好みなのであるが、バイオリンで弾いているのをちゃんと正面から受け止めて聴いたことはそれまであまり無かった。


― こういう曲をバイオリンで弾きたい


そう思った。


この曲を弾くために「フィドル」にしようかとも思った。
しかし結局、「フィドル」はダンスチューンの様なノリノリ系が中心であることを知り、しっとり歌う方向で行きたい私は最終的に「クラシックバイオリン」の方向を選択した。しかし、バリバリのクラシックを弾きたいかと言うとそうでもない。『民族の香りがするしっとりとした哀愁漂う曲』が美しく弾けるバイオリニストになりたい。


私に『進みたいバイオリンの方向』を考えさせてくれた一曲。


盛大に話がそれてしまった。
合宿の話に戻そう。


   


例によってパートシャッフルが行われ、各パートの顔ぶれが一新される。
今回一緒のパートになったのはチワワさん。

そして、あろうことか、またもや一番右端。コンマス位置である。
皆が部屋へ荷物搬入をしている間、荷物番をしていた私は当然、一人だけ後から荷物を部屋に持って上がることとなった。そして、帰ってきたらやっぱりそこしか空いていなかったというカラクリである。


私の座り位置はともかく、まずは、一回合わせてみる。
私の担当は1st、メロディーパートである。


嫁 カチカチカチ・・・「イチ、ニ、サン、ハイ」


♪~


前置きが思わず長くなってしまうほど気に入っているこの曲。
言うまでもなく、合宿の曲の中で最も練習が行き届いている。1stは暗譜済み。周りのパートを聴くゆとりが割とある。


― んー・・・揃わんねぇ


この曲、1stと3rdは比較的簡単なのだが、2ndが意外と難しい。
キキさん曰く「私が編曲すると、2ndが難しくなる傾向にあります」とのこと。
2ndパートが苦労しているようだ。


どうやったら揃うかなぁ・・・などと、楽譜を眺めながらぼんやり考えていると、もう一回弾く流れになる。



♪~


今度は1stが綺麗に揃った感じがする。そして、2ndが先程より格段に良くなった。一度弾いたことで自信がついたのだろうか。
2ndの厚みが増したことによる下支えで、1stが弾きやすくなった気がする。
逆に3rdが全然聴こえなくなったが、間に厚みを増した2ndが挟まっているからだろうか。


まぁ、しかし、そこそこ良い感じである気がする。


ふと見ると、指揮者役の嫁がやたらとこちらを睨みつけている。


― ん? 何? 音とかリズムとか外れてる?


曲を弾き終えて、釈然としない顔をしていた私に向かって嫁が一言。


嫁 「ぷぃさん。今、全員で2nd弾いてたんやで


私 「なにぃー マジで?!」


どうやら「2ndが難しいので一回全員で2nd弾きましょう」という事になっていたらしい。その話を全く聞いておらず、私一人だけ1stで気持よくメロディーパートを弾いていた訳だ。

1stが一本に聴こえて当然。
2ndの厚みが増して当然。
3rdは弾いてないんだから聴こえなくてあたりまえ。


― ギャー。メッチャ恥ずかしいやん。


嫁 「ちゃんと話聞け!


― すんません


そんなこんなで、この曲も全パートを全員が経験できるように持ち回りで弾いて行き、あっと言うまにアンサンブル終了の時間が訪れた。


またたく間の3時間。
人生初のバイオリンによるアンサンブルは楽しく充実した時間であった。


続く。
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サリーガーデン

こんにちは♪アンサンブル楽しそうでいいですねー!

それにしてもサリーガーデンがヴァイオリンを始めるきっかけの曲だったとは…
私が初めて弾いたアイリッシュの曲はやっぱりサリーガーデンでした。私は逆にタイタニックの三等船室のパーティーのような曲をイメージしていたので、最初にこの曲を教えてもらった時は少し意外に感じました。
最近アイリッシュから離れていたけど、私もまたアイリッシュのほうも再開しようかなあ。

いいですねー

これがアンサンブル出来たとは!なんとうらやましい。
サリーガーデンは、まだ習う前に1音1音探しながら、バイオリンで初めて弾いてみた曲です♪いい曲ですよね~。でも今思えばその時は弾けてなんぞいなかったし、今も弾けやしないけど。^^;

『民族の香りがするしっとりとした哀愁漂う曲』

私もそういうの美しく弾けるようになってみたいもんです。その前にやる事がありすぎますが…。アイリッシュも好きですが、クレズマーとかも憧れです。

Re: サリーガーデン

NAOさん

こんにちわ~

初のアンサンブル体験。ドキドキワクワクで楽しかったです。


サリーガーデンはバイオリンを始めるきっかけというよりは、始めることだけは決めておきながらどっちに向かって歩いていったら良いかさっぱり考えていなかった私に最初に方向性を提示してくれた曲という感じです。
じゃあ、何でフィドルにしなかったんだ・・・って話ですが、「バイオリンは歌う」「フィドルは踊る」という言葉を鵜呑みにし、「どうせならサリーガーデンを歌うように弾きたい」と思ってバイオリンにしました。


分類上のフィドルがどの範囲を指すのかは未だにわかりませんが、私もフィドルと言えばNAOさんと同じように『タイタニックの三等船室のパーティー』をイメージしていたので、フィドラー達がしっとりこの曲を奏でるのを聴いたときは驚きました。

アイリッシュいいですよねぇ・・・歌といいウィスキーといい。

Re: いいですねー

ぴっぴさん

こんにちわ~

奇遇ですね~
私もバイオリンを習い始めてすぐに、サリーガーデンを耳コピで音探したりしました。
できもせんのにトリルの真似事とかしてみたりして(笑)

最近わかってきたんですが、バイオリンって、しっとりとゆっくりな曲・・・いわゆる聴かせる系の曲の方が難しいんですよねぇ・・・弓ぷるぷるしちゃったりして(;´Д`)
「美しく」弾ける日が・・・来たらいいなぁ・・・


クレズマーは初めて聞くジャンルです。
Wikiで調べてみたら、「ドナドナ」とかがこのジャンルなんですね。
だとすると、ぴっぴさん私と好きな音楽の方向性が似てるかも知れないですね~(´∀`*)
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

バイオリン歴
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