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Lesson15(中編之上)-混ぜるな危険-

続いてはこちら。

ホーマン 178番 『 Dメジャースケール 8分音符版 ~ボウイングバリエーション祭り~』

Hohmann_178.jpg


Dメジャースケールを単純ボウイングと10種のボウイングバリエーションで"しゃぶりつくす"という設計。
その中から単純ボウと5バリエーションが課題である。


先生 「これ、今日初めてでしたっけ?」

私 「はい」

先生 「これ、今日終われますか?」

私 「うーん・・・どうでしょう・・・」


一応、全部弾けるようにはして来ている。
しかし、今日終われるかどうかは、先生のさじ加減しだいである。


お品書きは以下の6品。

・単純ボウイング
・2音スラー
・2音スラー+2スタッカート
・4音スラー
・8音スラー
・6音スラー+2単純ボウイング


   


― 単純ボウイング ―

まずは単純ボウイング。
これがきちんと弾けなければボウイングバリエーションも何もあったものではない。3度・7度が低くならないように、そして音がぶつぶつにならない様に出来るだけ注意して弾く。


♪~


最後の二分音符でボウイングが少し乱れた。


先生 「最後の音を適当にしない」


どうも私は曲の最後を放り投げてしまう癖があるようだ。


先生 「曲の最後をそうやって終わらせたい気持ちは解らんでもないんですけどね。でも、これは練習曲なんで、ちゃんと音符の長さどおりで弓を止めれるように練習しましょう。止める方が難しいですからね。」


曲の最後などの音が消える瞬間を放り投げずに、制御を維持したままで上手く処理するのは難しい。
多くの楽器は発音の瞬間から自動的に減衰する。よってある意味「放り投げるしかない」わけであり「どう手を離すか?」がテーマとなる。しかし、バイオリンは違う。放り投げることも出来るが、音が消える瞬間まで「離さない」ということが可能なのである。腕さえあれば音の立ち上がりから消え入る瞬間まで全てを意のままに制御できる。それはバイオリンという楽器の魅力であり、同時に難しさでもある。

止めようと意識すると腕に変な力が入ってしまい、ぷるぷる病を発症したり、『ビタッ!』っと止まってしまって「ギッ!」っと音が鳴るなどする。逆に『ふわっ』と止めようとして力を抜きすぎると、上手く止まりきらずに最後にカスカスの音が鳴る。


先生 「それと、最後のところ間違えてますよ」


最後から1小節目、『レドシラ』のところを『レドシド』と弾いてしまっていた。
一つ前のホーマン177番が同じように降りて来て『レドシド』で終わるのだが、展開が似ているのでごっちゃになって間違えてしまっているというわけだ。

如何に私が楽譜を適当に眺めながら弾いているかが判るというもの・・・。


先生 「ラソファミから行きましょう」


最後の2小節を何度か弾く。
やはり、最後の音の処理が難しい。


先生 「最後のところはどのパターンでも一緒やから、次行きましょうか」


肝心のスケール部分には全然指摘がなかったが、単純ボウイングは一応合格という事で良いのだろうか?


   


― 2音スラー ―


続いては2音スラー。
どうやらホーマン178番は、めずらしく、前から順番に進行する方針のようだ。

このスケールにおいては、個人的には2音スラーが一番弾くのが楽である。
単純ボウほど右手が忙しくないし、4音以上のスラーほどには弓幅への配慮もしなくて良い。


そう思って調子よく弾いていると・・・


先生 「だから 違うって!


またもや最後から2小節目をホーマン177番と混ぜる私。

私が雰囲気で音楽をやっているのがよく判るというもの。


先生 「それから、スラーの二つ目に変なアクセントみたいなの付いてるんで、それ、なくしていきましょうか」


自己練習でも薄々思っていた。
どうも2音スラーでは弓を返す時に、弓が変に減速と加速をしてしまっており、一拍の中に小さなクレッシェンド・デクレッシェンドが生まれてしまっている。

弓を返す時の無駄な加減速。自分の中では思い当たる節がある。

私は元々、弓を返した直後にプルプル病が発症しやすい。
プルプル病の原因は、主に腕の付け根の筋肉(肩甲下筋?)に無駄な力が入っていることにあるのだが、その力が入りやすいのは言うまでもなく弓を返す瞬間である。そして、プルプル病を治療する際、弓を返す瞬間に意識して力を抜くように練習した。その結果、ぷるぷる病は大分良くなった。
しかし、ぷるぷる病を恐れて力を抜きすぎているのか、ある意味、弓を返すときに「放り投げて進むに任せる」ようにしてなってしまっている。力が抜けていくと同時に減圧と減速がはじまり、音の出だしで加圧と加速。力は抜けているが細かい制御が出来ない状態にあるのである。その証拠にG線などは時々、弓を返した瞬間に弓に重さを載せれておらず、カスカスの音になったりするのである。

単音で弓を返すと忙しくて目立たないが、2音スラーの様に弓幅を大きくゆとり持って使える場合には顕著にその傾向が現れているというわけである。


♪~


音の粒が揃うように、『2音スラーに聴こえない』を目指すラインとして意識して弾く。
家ではなかなか思うように弓の加速を抑えられなかったのだが、かなり加速を抑えられている。


理屈で言えば、弓を返すギリギリまで腕の付け根の筋肉を「放り投げず」、力を抜き過ぎず入れ過ぎずという状態を維持すれば良い。だが、それは理屈。制御が簡単にできるのであればそもそもぷるぷる病にならない。頭で考えてすぐに出来るほど簡単ではない。


やはりレッスン中は家での練習とは集中力が違うという事なのだろうか。



先生 「最後の音、高い!」


― あれ?オクターブの幅ってどれくらいやったっけ?


最後の音に何度も意識を向けているうちに、オクターブの幅がだんだん判らなくなって来る。
同じ漢字ばかり何十回と書いていると、書いているうちに「あれ?この字ってこんなんやったっけ?」となるのと同じである。


もう一回弾く。


♪~


先ほどよりもさらに粒が揃えられるようになった気がする。
少しだけ、『力を抜く』と『抜き過ぎない』のバランスポイントが見えた気がした。


― いいね。ボウイングバリエーション。


ボウイングのバリエーションは、右手の欠点を露出させる。
それは辛い事だが、それを一つ一つ潰して次のステップへ進むことで、一つ一つのテクニックだけでなく、右手の自由度自体を上げていくのだと思えた。


先生 「じゃあ、次。C」


2音スラークリア。
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Secret

No title

僕にとって悪夢の練習曲をやってますね。
しかもこれかなり最近やりました。さすがに早いわ~。

ほんとボーイング苦手です。
そのきれいなボーイングを伝授ください。

Re: No title

rauloopさん

ブログ上では初めましてですね(笑)

悪夢の練習曲なんですか?!
・・・ってことは、私もこれからコッテリ絞られるんですね(;´Д`)


人によって順番とか違うっぽいので、早いのかどうかはわかりませんよ~
私もボウイングまだまだです。弓元とかぷるぷるカスカスですもん。。。。

むしろ、逆にrauloopさんの高速に動く左手を分けて欲しいです(´∀`*)
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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