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Lesson16(後編)-嫁参加-

ホーマン162番の初見大会の後、課題チェックに戻ってくる。

しかし、レッスン時間は後15分ほどしか残っていない。
そして、課題は2つ残っている。


先生 「どっちしますか?・・・というか、どっちが出来てますか?」


私 「うーん。どっちも同じようなものです。まんべんなくやってるんで」


先生 「じゃあ、こっちしましょうか」


ホーマン180番

Hohmann_180.jpg


先生とのデュオ曲である。
そして、前回前々回のレッスンで、曲想にまで踏み込む細かいチェックで撃沈している。
今日こそは突破したいものである。


先生 「じゃあ、どうぞ」


♪~


出だしのテンポがピッタリ合った。滑り出しは上々。
先生の音も聞けているし、曲想的にも先生の音楽に乗っかれている気がする。


― おぉ・・・これはなかなかいいんじゃないか?


いつの時代も油断がもたらすのは敗北である。
歴史は繰り返す。

2段目の4小節目に突入したとこで盛大にミスって落下。そのまま止まってしまった。


嫁 「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇー

先生 「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇー


嫁と先生からブーイングの嵐。


これはもう笑うしか無い。


― ええ感じやったのになぁ・・・


先生 「もう一回行きましょうか」


気をとりなおしてもう一回。


♪~


先程の落下ポイントを越え、順調に曲は進む。
しかし、どうも気に入らない。

先ほど落下したことで、間違えずに弾くことに意識の大部分が行ってしまい、ダイナミックさにかける。演奏が面白くないのだ。

気に入らないまま演奏終了。


嫁 「パチパチパチパチ」


先生 「弾き終わった時くらい笑顔!


おそらく、相当しぶい表情をしていたに違いない。


   


先生 「ほんで、やっぱり、音符の長さが甘いところがありますね」


2段目1小節目と3段目1小節目の四分音符が長い。
勝手な思い込みというか癖で、二拍伸ばしたくなってしまう。


先生 「伸ばしちゃうと私のパートが活きないでしょ?」


― なるほど、そう考えればいいのか。


先生 「あと、身体動きすぎです。こんなんなってますよ」


先生が私の動きを真似して弾く。


― うは。コレはキモイな・・・ほんでダサい。


そう・・・動くのだ。
いちいち体が動くのだ。
曲感が変わるところ。指がしんどいところ。弓がしんどいところ。・・・ポイントポイントで大きく身体が動く。


先生 「それを、動かんようにせんとね」


ふと見ると、先生が嫁に『おいでおいで』をしている。

レッスンルームにあるソファーに座って、クッションを抱きしめてレッスンを眺めていた嫁が、『ん?私?』という顔をしてクッションを抱いたまま近寄ってくる。


先生 「クッションはいらんよ」


嫁 「あうぁ・・・はい」


嫁がクッションを置きに行って、また戻ってくる。


先生 「旦那のココに指当てて、動かんように押さえたってください」


嫁 「はーい」


まさかの嫁参加。


― 嬉しそうだな・・・お前。


額に嫁の人差し指が当てられる。


先生 「じゃあ、やりましょうか」


私 「ちょ・・・っと待ってくださいね」


笑けてしまって弾けない。
なんとか感情を押さえ、嫁のほうを見ないようにしてスタート。


♪~


なるほど、額の指を意識すると体が動かない。
しかし額に押し当てられている指が気になって、なかなかバイオリンに集中できない。
そして、どうしても笑いがこみ上げてきてしまう。

なんとか、弾き終える。


先生 「うん。良い。すごく良い。それの方が無駄な動きがなくて弾きやすいでしょ?」


嫁 「なんでずっと笑ってたん?」


私 「そら、笑うてまうやろ」


先生 「その意識で弾きましょうね。」


動かないのは良いのだが、この意識をするたびに思い出して笑ってしまいそうだ。


先生 「じゃあ、もう一回やって、通せたら合格で」


最後に一回。通す。


♪~

3段目の2小節目で思わず体が動きそうになるのを、『ぐっ』と我慢して弾く。
冷静に。冷静に。


先生 「うむ。よく我慢した。」


ホーマン180番合格。


   


先生の至福の時、宿題タイム。


先生 「そろそろフリマリーでもやりますか」


フリマリーとは音階教本である。


― ギャー。地獄の音階教本きたー。


しかし、やるしか無い。やらないと上達しないのだから。


私 「ぁ・・・はい」


楽譜のストックからフリマリーを探す先生。


先生 「あれ?ストック切れてる」


― おぉ?!もしかして今日は回避か?


私 「あぁ・・・それやったら、水曜日の嫁のレッスンで渡してもらったら・・・」


― おいおい・・・何を言い出すんだ自分。音階教本だぜ?辛いんだぜ?


先生 「ぁ、それ良い!」


そんなわけで、宿題が嫁により宅配されることになった。


ホーマンからもタップリと宿題をもらって、レッスン終了。


先生 「この程度じゃ足らんでしょ?(ニヤリ)」


お腹いっぱいですよ。いっつも。


   


レッスンからの帰り道。


私 「どうやった?」


嫁 「うーん。弾かされてるなぁ・・・って感じやな」


私 「そら、そうやろ?」


嫁 「ぷぃさん主旋やのに、先生に乗ってるだけで自分が出てない感じやったね」


お前・・・結構厳しいのな・・・
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comment

Secret

No title

出た!額当て。
僕もやられました。
自分の場合は、首で音頭をかすかにとっているという現象でした(笑)
にしても、早いですね~。
もうフリマリー。
励みに頑張りまっす。

体動きます

私も苦戦している箇所を練習していると体が動きますよ。
でも、途中で「動くから安定しなくて余計に難しくしてる」ことに気づきますww
とりっこさんの厳しくも的を得た的確な感想、直球過ぎて笑ってしまった。m(_ _)m

Re: No title

rauloopさん

こんにちわ~

お決まりの矯正手法なんですね~(笑)

私は、微かに動いてるどころではなく、「パフォーマンス」くらいの勢いで動いてましたからね。
指揮者のサガというか・・・音楽表現が体の動きに直結しちゃうんですよねぇ・・・(;´Д`)

まぁ・・・指揮でも動き過ぎたらアカンのですけどね・・・


最近伸び悩みを感じ始めてきました。
ここからが、本当の練習だなぁ・・・と。

Re: 体動きます

せーさん

こんにちわ~

体動きますよね~
あと、私は口もなんかモゴモゴ言ってるらしいんですよね。

いつも嫁に「口動いてんでー」って笑われます。

No title

こんにちは。
相変わらず、楽しそうなレッスンですね。
ぷいさんは動きすぎてしまうんですね。
私は、反対で、常にカチカチの棒立ちでした。
先生も「硬いわ~、硬いねん~。」
最近、ようやく、少し自然な感じで(多分若干動いてます)
弾けるようになった気がします。
あ、でも、ビブラートの練習始めたころは、大変でした。
手と一緒に、口がモグモグするんです(笑)
というか、手はまともに動かないのに、口ばっかりモグモグ。。
私の手の神経はなんで口と繋がってるんだ????
って感じでした。
結構長い間、モグモグしてましたよ。
やってる本人が必死な分、先生も横で見てて可笑しかったんじゃ
ないかなあ?
笑わないでいてくれましたけど。
(でも、いっそ笑われた方が恥ずかしくないかも(笑))
ぷいさん、今から口がモグモグなってるようでしたら、
ビブラートでもモグモグしちゃうかもしれませんよ~(笑)

Re: No title

りょうさん

こんにちわ。

そうなんです!口もぐもぐするんです。
指の動きがややこしくなってくるとものすごく動いているらしく、嫁にいつも笑われます。

身体も動くし口も動く・・・もう、あっちこっち動きまくりで、「じっとせぇ!」って感じです(笑)
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

バイオリン歴
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