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Lesson17(前編)-音階地獄の1丁目-

ずいぶん前のことになるが、11月の最終レッスンの話。
日付は去年、2010年の11月21日にまでさかのぼる。

レッスン前や道中の細かい話は忘れてしまっているので、レッスン本編から話を始めよう。


   


今回から新しい教本のレッスンが始まる。


フリマリー音階教本


ピアノで言うところのハノン的存在である。
前回レッスンでの約束の通り、この教本が嫁経由でデリバリーされた。
そして、きっちりそこからも宿題が出ているのである。

レッスンからレッスンの間に宿題と共に教本が自宅に届けられるなど、私くらいのものだろう。



先生 「じゃあさっそくやりますか」



最初の課題はこちら。

Gメジャースケール ~4連スラーの巻き~

HRIMALY_001_Gdur.jpg


これくらいはサクッと合格したいものである。


♪~


先生の前だと音程が揺れに揺れる。


先生 「音程はともかく・・・」


― ぐぬぬ・・・


先生 「スラーの切れ目がブチブチ切れるのやめましょうか」


先生の指摘の通り、スラーとスラーの間にばっちり切れ目が出来ている。
スラーの4音目にスタッカートが付いているくらいの勢いで切れている。

音程とスラーの切れ目に気をつけてもう一度弾く。


♪~


先生 「今度はつなぎ目の前のね・・・」


スラー間をつなげようとすると、今度は弓を返す瞬間を意識しすぎて、ボウイングに変な加速が入っているようだ。さらに全弓になると発動するプルプル病の兆しを指摘され、脇の甘さなど、ボウイングについて色々指摘とアドバイスを貰う。

そして、何度か弾かされる。


先生 「まぁまぁ、これはこれで・・・」


宿題シールがはがされる。
とりあえず、合格・・・なのだろうか。


   


次の課題はこちら。

Dマイナースケール ~全音編~

HRIMALY_002_dmoll.jpg


先生 「この楽譜おかしいですよね?」


私 「はい?」


先生 「ほら、d-molなのにDが大文字ってねぇ?これは小文字でしょ」


― 細けぇ・・・普通気付かんよそんなこと


マイナーとメジャーの表記にそんな法則が在ることを初めて知ったが、それを口にすると長時間講釈が始まる気がするので黙っておく。


先生 「この楽譜、ちょいちょいおかしいんですよね。ちゃんと統一しろっちゅうねん」


しかし、当の私はそれどころではない。
全音符ロングトーンによる音階練習。そして、テンポ指定にLargoと書いてある。

Largoとは教科書的に日本語解釈すると『幅広くゆるやかに』である。
テンポの指示の癖に「ゆるやか」などという曖昧表現。どれくらいだったら「ゆるやか」であるかは人によって違うのだ。曲によってテンポ60くらいでもLargoと言える場合もあるし、テンポ40よりも遅く解釈される場合もある。一概には言えないが、あえて目安を数値化するとテンポ40~50前後ということになるだろう。
数値化すると言っておきながら、幅を持たせた上に「前後」とか言い出してる辺りに、私の逃げ腰っぷりが発揮されている。
要するに「めっちゃゆっくり(当社比)」なのである。


私はゆっくりのロングトーンボウイングが得意ではない。
なぜならプルプル病を患っているからである。
テンポ60でもプルプルする。
ましてテンポ40をや・・・。


♪~


予想通り、プルプル病が発動。
先生の前だと家での練習より3割り増しくらいで震える。


先生 「これ、ぷるぷる病に効くでしょ?」


私 「効きますねぇ」


効きすぎて、副作用でへこみそうである。


先生 「あと、音程が結構いい加減になってるの気付いてます?」


私 「いや・・・あんまり」


先生 「音こんだけ長いと音程とかどうでもよくなってくるでしょ?」


― うん!なる!


先生わかってらっしゃる。


先生 「それをどうでも良く無くしたいんですよ」


気持ちはわかるが、私にとってそれは簡単な事ではない。

私は絶対音感を持っていない。
よって、歌でもバイオリンでも相対的に音を取っているのだが、前の音との二音間差分だけでなく、全体の流れの中で音を選んでいる。ド→レ→ミと続く音階で、レ→ミの時に『レから全音』という意識ではなく、『ド→レと来てミ』という音の取り方をしているのである。

ところが、ゆっくりのロングトーンが続くと、前の音との関係性はともかくとして、そのさらに前の音との関係性が段々ぼんやりしてくる。先の例で言えば、『レ』を長々と引いている間に、その前に『ド』が在った事が私の中で「リセット」されてしまい、「音階の中」に居る感覚がなくなる。そうすると、私の中では『レ』から始まる「新しい音形」として認識され、かなり適当に「全音」で『ミ』を取ることになる。

このブログでも何度か触れているが「全音」と一言に言ってもその幅は一定ではない。音階の中の「どの全音か」によって違うのであるが、音階の意識が崩れてしまうと、毎回適当な全音を取ることになり、最終的にはグダグダになっていく。そして、多くの場合、弾いている本人は「ずれて行っている」ことに気付かない。


先生 「4分で弾くときみたいに、長い音の中でもしっかり次の音狙ってください」


先生の言っていることはよく解る。
音階の中に居る意識を、長い音が続くダラダラムードの中でも「離すな」と言っているのである。


先生 「また、よく練習してきてくださいね」


   


そして、フリマリー教本からの宿題タイム。

HRIMALY_003_Gdur.jpg


こういう雰囲気の、スケールとアルペジオが組み合わさった練習パッセージに次々と印が付けられていく。
都合五つ。

私のとっては"壮絶"と言える楽譜である。
一つでも大変そうなのに、五つ。


― うぁー・・・弾ける気がしねぇ・・・


先生 「一個だけ見本やっときましょか。どれがいいですか?」


適当に選んで弾いてもらう。


当たり前のように弾く先生。
左手が別な生き物のようにワリワリと動いている。


― すげー


・・・としか言いようがない。


― これを弾くのか・・・


いよいよ私も音階練習地獄の一歩を踏み出したというわけである。



しかし、この「真っ黒感」。きらいではない。
なんとなく、『らしく』なってきたではないか。



続く。
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ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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