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W楽器探しの旅 (02)-初試奏-

嫁の笛選びが終わり、いよいよ私のターンとなった。
引き続き同じ女性店員に面倒を見てもらう。


店員 「ご予算はどれくらいでしょうか?」


大体の予算は決まっている。
しかしそれをそのまま伝えることはしない。
なぜなら、巷のブログ等で紹介されているバイオリン購入の顛末を見ていると、だいたい店側に次のような販売作戦があることが伺えるからである。


1. 予算を聞く

2. 予算前後のバイオリンをいくつか試奏させる

3. 後から「ちょっと予算オーバーですが・・・」と"ワンランク上"を持ってくる

4. 予算前後をさんざん弾いた後の耳に"ワンランク上"は良く聴こえる

5. 悩んだ末「せっかくやから」となって"ワンランク上"をご購入


その手には乗らない・・・と言いたいところだが、私は本気で欲しい物については最上位機種が欲しくなるタイプである。こんな作戦がなくても自分で勝手にランクを上げていってしまう傾向にあるのだ。

バイオリンの最上位機種は青天井。上を見ればキリがない。
しかし、ランクアップを提案されると受け入れてしまう自信がある。

よって、"その手"に乗ってしまう前提で、あらかじめ低めに予算を言う作戦に出る。"ランクアップ"した結果、元の予算に収まるという二段構えの方針である。


そして、本来の予算の8割くらいの金額を、予算として店員に伝えた。


店員 「分かりました、ではいくつか出してみますね」


私 「お願いします」


店員 「好みの音とかありますか?」


私 「まだ始めて5ヶ月くらいなんで、あんまりわからないですね」


店員 「そうですか。じゃあ、柔らかい音と華やかな音ではどっちが好きとかありますか?」


私 「ぁ、それは柔らかい方が・・・」


店員 「分かりました。じゃあ、コチラへどうぞ」


バイオリンコーナーのすぐ脇に2畳くらいの広さの小屋が置かれている。どうやら簡易設置型の防音室らしく、そこで試奏させてくれるようだ。店内で試奏して注目を余儀なくされると思っていた私にとって、これはありがたい。

靴を脱いで防音室に入る。


― おぉ?!これが防音室ってやつか


思ったよりも広い。
最初はYAMAHAのアビテックスシリーズなのかと思ったが、入り口がドアではなくガラス張りの引き戸になっており、パンフレットの仕様と違う。別の製品なのか、それとも、オプションかカスタマイズなのだろうか。
実は、防音室もちょっと欲しかったりするのだ。


しばらくすると、店員がバイオリンを二艇持ってやって来た。


HOFNER(ヘフナー) そして Gill(ギル)#60


店員 「ヘフナーが華やか系で、ギルが柔らかい系です。ちょっと弾き比べてみてください。」


そう言い残し、女性店員は防音室の戸を閉めて出て行った。
"緊張しぃ"の私としては、自由に弾かせてくれるのは良いことだ。


   


さて、この後提示されたバイオリンを試奏していくのだが、誤解のないようにあらかじめ断っておきたい。

試奏した楽器について、音に対する印象や感じたことを書くが、各々のバイオリに対して否定的な気持は全くないし、バイオリンの性能について批評をする目的でもない。「イチ素人の主観的な意見」であり、バイオリンや世の中に物申すものではないということを、ご理解いただきたい。

どのバイオリンも素晴らしかったが、自分の好みと照らし合わせたときにどう感じたのか・・・ということを書いているに過ぎない。ここに挙げるバイオリンをお持ちの方もおられると思うが、意見の相違があってもあまり気にしないでいただきたいと思う。


例えていうなら、女性の髪型の好みについて、「ロング派」か「ショートカット派」とか、「黒髪派」か「色染派」とかで「俺はこっちが好き」「こっちはあんまり」という話をしているのと変わらない。
要するにヨタ話である。


ちなみに私は「黒髪ロング派」である。
どうでもいいが・・・。


   


閑話休題。


並べられた二つのバイオリン。
どちらも値段的には今弾いているレンタルバイオリンの何ランクも上であると言えるだろう。

どちらから弾いてみるか迷ったが、『ヘフナー』という銘に見覚えがあって、なんとなく親しみを感じたので人生初の試奏の相手はヘフナーに決定した。


 HOFNER [ヘフナー] #??? 

店員がヘフナーの「何番か」を告げていかなかったか、私が忘れてしまったか・・・どちらか判らないがメモを取る段には私の頭の中に「何番か」という情報が無かった。恐らく私が忘れてしまったのだろう。

初めての合コンで舞い上がってしまって、最初に話した子の名前をどうしても思い出せない。そんな気分である。


― あの子、名前なんやったかなぁ・・・


提示した予算から逆算すると#202と#205あたりだろうか。


バイオリンを買う気になって以来、よくネット上でバイオリンを見て回っている。
すると、あらゆる楽器店のサイトで目にする「ヘフナー」の銘。どのような楽器であるか気になっていた。おそらくは人気のあるバイオリンなのだろう。


なるほど、見た目に美しい楽器である。
いわゆる「バイオリン」という感じでかわいい雰囲気をしている。


そして、ドイツ製。
私は『ドイツ製の楽器』という響きに、ものすごい信頼というか憧れのような物を持っている。
なぜか、" ドイツ製 = すごい "という方程式が頭の中にあるようだ。

「それどこの楽器?」って聞かれたときに「ぁ、これ、ドイツ製」って言いたい。


そんな、ヘフナーを鳴らしてみる。


CampArirumaで先輩方のバイオリンを弾かせてもらった時に感じた様な「立体感」までは感じ無いものの、音の伸びが良く心地いい。レンタルバイオリンを指して「いつまでもそんなバイオリンで練習してたらあきませんよ」と先生が言う理由がわかる気がする。さすがによく響く。自分が突然上手くなった様な気がするのだ。

低音から高音まで鳴らしてみたが、どの音域も卒なく均一に鳴る感じがする。


― なるほど、優等生って感じやな


しかし、没頭していつまでも弾いていたいほどの魅力を感じない。
美人では有るが個性的ではない。なんとなく、今借りているバイオリンの「延長」にある感じがする楽器である。私は、人間でも「変人」といわれる人と仲が良いことが多いが、バイオリンでも同じなのだろうか。


ここは一つ変人代表の嫁に意見を聞いてみよう。


バイオリンを買えば、その音を毎日聞かされることになる『被害者』は嫁なのだ。
私だけでなく、嫁が気に入る音でなければならないだろう。


私 「どぉ?」

嫁 「ん? 普通ちゃう?」


変人代表の嫁の心には響かなかった模様である。


しかし、バイオリンに癖や個性が少ないというのは、初心者にとってみれば『弾きやすい』ということになる。どの音域や音階でも「同じように」弾けば「同じだけ」響くのであれば、自分に変な癖をつけなくて済む。またバイオリン自体の個性に引きずられてしまうことも無いだろう。

一生で一つのバイオリンだけを使うつもりでも無ければ、10年くらいは「優等生」で練習をして、それから自分の感性とぴったり合う個性的なバイオリンを選ぶのが、バイオリンロードとしては「真っ当」であると言えるかもしれない。


続く。
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ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

バイオリン歴
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