スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Lesson22(後編ノ下)-こってり-

ホーマン166番楽譜

実質的にはチェックを受けるのは3回目だろうか。
先生とのデュオ曲である。


先生 「ラ 下さい」


先生がチューニングを合わせてくれる。
そういえば、なんとなく先生とチューニング合わせをするのも久しぶりな気がする。


先生 「はい。いいですよ」


アップボウからスタートするこの曲。
ザッツ出し後に弓元着地ができないため、うっかり適当にやると弓が跳ねてグダグダになる。


集中して開始。


♪~


イマイチきっちりとテンポが出せた気がしなかったが、何とか先生が無理やり合わせてくれて無事スタートさせられた。そして、自分なりに解釈してきた曲想を出していく。


練習量が戻ってきたおかげで、多少先生を聴くゆとりが生まれている。
楽しい。これは楽しい。

― ぉ。エエ感じとちゃうのー?


しかし、後半にさしかかると、左手が疲れてきて崩れた。
2ヶ月近くにわたって練習不足が続いていたため、指の持久力が落ちているのである。


先生 「うん。 大体そんな感じですね」


先生も渋い顔はしていない。割と褒められムードな予感。


先生 「最初の、デタシェ。もう少ししっかり止めていきましょうか」


私 「はい」


   


では、もう一回・・・かと思いきや、


先生 「作者が誰ともなんとも書いていませんが・・・」


私 「?」


先生 「これは、どの時代の曲ですか?


私 「はい?」


考えたことも無かった質問。
あまりに死角からの砲撃にたじろぐ。


急いで考えをめぐらせて見る。
しかし、クラシック曲をそう沢山知っているわけではないので、適当に有名どころの作曲家から連想してみる。


バッハやヴィヴァルディの時代よりは新しい気がする。
ベートーベンの感じはあんまりしない。仮にベートーベンだったとしても初期、メヌエットとか書いてた時代なら同じ時代感と言えなくもない。

バッハより後で、ベートーベンより前となると、モーツァルトくらい。
なんとなくモーツァルトくらいの時代の宮廷とか、そういう印象であると思う。


私 「モーツァルト・・・くらい・・・ですかね?」


先生 「そうですね」


そこから作曲家の時代と地域が一目でわかる表の前に移動して先生の説明が開始される。


先生 「バッハは侮れませんが、もう少し後の時代になると、もうちょっと曲がねじれてくるんですね」


私 「はい」


先生 「○○とか、▲▲とかだと・・・」


― 誰だそれ。知らねー。


先生 「大体、ドイツグループは・・・」


既に付いていけなくなった私。


先生 「とにかく、この時代の曲はブロックで作られてるわけです」


私 「なるほど」


先生 「なので、ブロックの変わり目を意識して弾いていきましょう」


私 「はい」


先生 「あと、音が大してあるわけではないですから、横の線とか、縦とか使えるものは何でも使っていく感じで」


私 「は・・・い」


気持ちはわかる。
だが、いまだに「デタシェしっかり止める!」とか言われてる生徒にしては、ハードルが高すぎやしないだろうか。


先生 「じゃあ、もう一回」


もう一回最後まで弾く。
音楽を意識して先生をしっかり聞くようにしたためか、結構あちこち崩れた。


   


HOHMANN_166_P1.jpg


先生 「ここなんですけどね」


指摘されているのは、この段の2小節目、3拍目から4拍目にかけてのところ。


先生 「その前に転調してニ長調になってたのが、突然ここでト長調に戻ってるでしょ?」


私 「はぁ・・・」


先生 「どう考えてもこれはおかしいので、実はもっと長い楽譜をつないで、ツジツマあわせたとかそんな感じなのかもしれませんね」


私 「はぁ」


先生 「だから、ここは気持ち切って行きましょう」


私 「はい」


先生 「あと、ここ」


HOHMANN_166_P2.jpg


先生 「ここのファは、音で言うとなんですか?


― ファは音で言うとファだろう?


これは、先ほどの部分の続きなのだが、指摘されているのは前の方の小節の4拍目のファナチュラルである。


私 「和音の中の音、1とか5とかそういうことですか?」


先生 「そうです」


私 「6ですかね?」


先生 「7です。基音が1ですよ」


私がどう間違えたのかバレている。
解ってたけど、出だしの数字を間違えて勘定違いをしたのである。


先生 「7だから、導音です。だから、強く弾かない。優しく弾いてください。」


おっしゃるとおりだが、曲の後半でそんなゆとりなど無い。
そして、今日は要求されているハードルがグッと上がった気がする。


   


この後、何度か弾いて、この曲はクリアした。


久しぶりの濃い練習に満足であるが、濃すぎて三十路の体が吸収しきれていない。
天下一品の「こってりスープ」ならぬ「こってりタレ」を食べた後のあの感じである。


しかし、やはり、練習量が増えてくるとレッスンも充実するのだと実感した。
2ヶ月ぶりくらいとなる「こってりレッスン」

今回は、非常に満足が行くレッスンであった。
スポンサーサイト

comment

Secret

No title

なんかまた修行僧になってきてますね~。

>ホーマン166番

この曲めっちゃいいですよね。
王宮気分です。

>濃すぎて三十路の体が吸収しきれていない。

気持ちわかります(笑)
昔は、天一余裕だった。
今は食べた後に後悔する感じ。

Re: No title

rauloop さん

こんばんわ~


修行僧って(笑)


166番は最初、どういう曲か解ってなくてイマイチとか思ったんですが、一回先生に弾いてもらって感じが分かってから好きになりました。


天一とか濃ゆいのはもう段々しんどくなってきますよねー
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

バイオリン歴
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
最新記事
アクセスカウンター
ブログランキング
ランキングに参加しています
ポチッ!と応援お願いします

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

リンク
バヨ友
バヨブロ友達
検索フォーム
QRコード
QR
レンタルサーバー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。