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Lesson23(後編)-空間制御-

ホーマン195番 『FARMER'S SONG』

HOHMANN_195.jpg

続けてデュオ曲。こちらのタイトルも日本語版では付いていない。
別版から拝借してきたものである。(別版では204番)

出だしからして苦手なアップボウからのザッツ出し。


『ええぃ!』と始めて見たものの、先生が入ってくれない。
「それじゃあ入れません」という訳だ。


先生 「もっとこう自然に出来ませんかね。」


先生のお手本は確かにしなやかに、それでいてテンポが判るザッツ出しである。


私 「いやー・・・弓元じゃないところに弓をおくとあばr・・」


言い訳の途中で、また、無言で出だしを指さされる。


イイワケいいから早く弾け


私 「しゃべらしてくださいよー」


先生のマネをしてふわっとザッツをする。


― ぉ、いい感じに行った。


しかし、ザッツ出ししか出来ず、弓の着地に失敗。
ザッツを出したのに、出した本人が音を出さないというヘッポコっぷり。


先生 「今のは行ける感じやったのに・・・」


3回目にしてようやくスタート。


途中、部分的に落ちたり間違えたりしながらもなんとか最後まで到達。
とりあえず、崩れかけても諦めなかったことだけはヨシとしよう。


   


先生 「なんでここ、切って弾いたんです?」

HOHMANN_195_P1.jpg

指摘されているのはこの部分。
ふた山スラーのそれぞれ後ろの音の処理である。

これまでのレッスンでの経験から言って、こういう所をノーアイデアで流して弾くと大体クレームが付く。なので今回、この部分の後ろの音をややスタッカート気味になるように弓を止めて演奏するようにしてみたのである。
しかし、どうやらそれが気に入らないようだ。


先生 「前に、こういうパターンを習慣的に切るって私が言ったからですか?」


私 「いや・・・ちょっとやってみようかぁ・・・と」


先生 「理由なくやらないほうがいいですよ」


先生 「結果的にカッコ良かったらいいんですけど、そうでもなかったでしょ?」


orz


ぷぃぷぃ虫、渾身の曲想全否定。


先生 「習慣的にやるなら、これくらいの方がいいです」


先生がやると、切れているようで繋がっている自然な弾き方になる。


― そうそう。そうしたかったんですよ。でも腕がね・・・付いていかないっていうかね・・・


   


先生 「あと、最初のところ、ピアノって書いてますよね?」


私 「ぁ、はい」


― うはー・・・ザッツ出しのせいで忘れてたわ。


先生 「ちゃんと意識してました?」


私 「ぇ・・いや・・・まぁ」


ザッツ出しに精一杯で音量のことなど忘れていた。
というより、先程どんな感じで出たのか覚えていないのである。


先生 「どっちなんですか?してたのか?してなかったのか?」


執拗に問い詰められる。


― 刑事さん。カツ丼はまだですか?


私 「家ではしてたんですが、さっきは出来てなかったと思います」


先生 「それにしては音量が小さすぎです。どっちが主旋か判らんでしょ?」


まさかの逆サイド。
「ピアノになってなかった」事を怒られているのではなく、「ピアノになっていなかったと思っていたにしては音量が足らん」と言われているのである。


先生 「しっかり鳴らしていって下さい」


もう一度最初から弾き直す。
今度は落下はなく、音の間違いもあまりなく最後まで進行する。


   


先生 「短調に移行するところ、ここはちょっと間が欲しいですね」


指摘されているのはこの部分。

HOHMANN_195_P2.jpg

『レ→ミ→ド#』のスラーから次のミから始まる短調につなぐところである。
練習曲ということもあり、私はこの部分を完全なin tempoで演奏しており、ド#も音符分普通に伸ばしていた。


先生 「明らかにこのミから短調がスタートしますよね?」


私 「はい」


先生 「じゃあ、この間は切っていきましょう」


さらに先生の指摘は止まらない。


先生 「長調に戻るところですけどね」


私 「はい」

HOHMANN_195_P3.jpg

ここも「ちゃんと切れ」という話なのだろう。


先生 「いきなり始まり過ぎなんですよ。」


私 「?」


先生 「短調の空気が消えて、長調の感じが出るまで待たないとダメです。」


先程の短調への移行とは少し話が違うようだ。


先生 「ここから長調になることは、聞いている人にはわかりきってるんですね」


私 「はぁ」


先生 「だから、ラを鳴らしたときにはもう和音が聴こえてないとダメなんですよ」


気持は分かる。
音が鳴っていない時間を制御する。支配する。
それは音楽において非常に大切なことである。

しかし、そもそも、そのラのザッツ出しでコケているような人間には無理難題すぎるのでは無かろうか。


先生 「じゃあ、そんな感じで次回またやりましょう」


持ち越しにはなったが、こちらの曲も満足行くレッスンだったと言えるだろう。


久々にタップリと練習時間を確保してのレッスンは自分なりに上々の成果を上げて終了となった。


   


しかし、帰り道。
車を取りに駐車場に向かうまでの道。


私 「どうやった?」


言うまでもないが私は嫁に「イイカンジやったんちゃう?」と褒められるを期待しているのである。


嫁 「んー・・・家の8割減って感じやな」


私 「まじで?」


嫁 「うん。家で弾いてるほうがもっと上手いわ」


― 俺、成長してないやん


やっぱり嫁は厳しいのであった。
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Secret

No title

マーザスの
12 Little Duets Op.38-3 の2楽章です。
大手の楽器店とかに、楽譜集もありますよ~。
プレイエルは何故か大嫌いなんですが、マーザスは好きです。

家で弾くと、師匠の前での5割増しには
気分良く、ええ感じで弾けます(きっぱり)
師匠の前に来ると、グダグダ。。
「ああ、違う~!今弾いてるのは私じゃない~!」
脂汗じっとり。。。です。
結局その程度の実力なんですが。。
発表会とかになると、もう、楽器構えた瞬間に
自分の右手左手じゃないみたいなおかしな感じになってしまいます。
去年の発表会なんか、E線弾いてる時、指板から指落ちちゃって
自分がびっくりしましたよ。


Re: No title

りょうさん

こんにちわ~

おぉ!
やはり元楽譜があるのですねー

プレイエルとマーザスどちらもバイオリンを始めてから知った名です。
こんど楽譜屋さんであさってみるとします。

「緊張しぃ」の私としては、発表会とか考えただけで動機が・・・(;´Д`)
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

バイオリン歴
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