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里子アンサンブル(02)-褒めて育てるタイプ-

主楽譜(テーマ)は2回程度弾いたところで一度おいておき、バリエーションⅠに挑戦することになる。


バリエーションⅠの楽譜を少し説明しておこう。


テーマ楽譜の方は、いわゆる『縦が揃っている系』の楽譜で、1stバイオリンが主旋律を弾き、2nd~4thは『主旋と似たような譜割りで和音パート』という構成だった。
一方、バリエーションⅠは伴奏パートのバイオリンの動きがもっと細かくなっている。バイオリン伴奏パートは上下2パート。そして、基本的に次のようなパターンで同じ音形を上パートと下パートで掛け合うという造りになっている。

ensemble_h01_01.jpg

上パートが「ラレファ#レ」と来たら、下パートが同じ音形を繰り返すというもの。
もちろん、ずっと「ラレファ#レ」をだけを延々と繰り返して弾くわけではなく、和音進行に合わせて「ラレファ#レ」「ラミソミ」「ラド#ミド#」と音形は変わっていく。
「16分3連符+8分音符」というこのパターンを、ここでは『基本パターン』と呼ぶことにする。

口で言うと「タタタ タン」という感じになる。


メロディラインが進行している間は『基本パターン』のまま伴奏部も進行し、メロディの変わり目にだけちょっとした「あいの手」のようなパターンが入る。歌謡曲でいうところのAメロからBメロに行くための部分のような箇所、移行部では次のようなパターンになる。

ensemble_h01_02.jpg

「16分3連符+8分×3」というこのパターンを『移行パターン』とここでは呼ぶことにする。

こちらは口で言うと「タタタ ターラーラー」という感じである。


基本的に伴奏バイオリンがやる事はこの二つだけである。
「タタタ タン」を繰り返して、節目で「タタタ ターラーラー」。


さて、曲全体としては前半部と後半部で構成が若干異なる。
前半部ではフルートが主旋律を担当し、バイオリンは全員が上下どちらかの伴奏パートに配備される。そして、後半部ではバイオリン伴奏の上パートが二つに分離して、一方が主旋律パートとなり他方が伴奏の上として残る。バイオリン伴奏パートは前半でも後半でも『基本パターン』と『移行パターン』をこなすだけという点は変わらない。ただ、前半部の掛け合いは「上が先」で後半部は「下が先」と少しだけ変化がある。

後半部ではフルートはバイオリンによる伴奏と同じ旋律ラインに入ってくるのだが、上下バイオリンの動きを足してさらにトリルとかが入っていて楽譜が"黒い"。音符があり過ぎてよくわからないが「すごい譜面」とだけ言っておこう。

ピアノは配布された譜面に載っていなかったので詳しいことは判らないが、楽器構成上ピアノ以外は高音系の楽器ばかりだからか、聞いている限りでは低音部の支えが良く聞こえてきていた。後半部ではピアノにも主旋律音形が混じっていたような気がするが、色々音があり過ぎていて聞き切れないため実際どうだったかはわからない。

このまま行くと楽譜の説明だけで終わってしまいそうなので、ここらで話を戻そう。


   


さすがにバリエーションⅠはいきなり初見で・・・とはならず、5分ほど軽くそれぞれで練習してからということになった。そして、とりあえず、1回合せてみる。

しかし、それぞれが弾くので精一杯でかなりバラバラ・・・どころか、私などは『移行パターン』のたびに落下するというグダグダっぷり。

私の「弾けてない感」とは裏腹に、先生方はニコニコと満足げである。


橋田先生 「じゃあ、もう一回、今度はフルートを入れてやってみましょう」


― ギャー ムリムリ


主旋律であるフルートを工藤先生に担当してもらってもう一度合わせる。
そういえばフルートによるザッツ出しを初めて見る。

ごく自然にフルートを構えて、軽くフルートの先をくるっと柔らかに回すような感じのザッツ。もちろん動いているのはフルートや腕だけではない。体全体の動き、呼吸・・・完成された動きだと思った。テンポが判るだけでなく「こういう雰囲気で行きます」というのが入る前にすでに伝わっている。私もこういう感じでザッツを出したいものである。


― うはー・・・こりゃ絶対入れるザッツですなぁ・・・


しかし、入れたからと言って弾き続けられるとは限らないし、当然ザッツで感じた雰囲気通り弾ける腕もない。そして、in tempoはin tempoでもメロディラインには自然と微妙なテンポ揺れが発生する。よって「ちゃんと聞いていないと」揃わないのである。予想通り、主旋より早くなったり遅くなったりしてしまい、喰いついて行くので必死という状態になる。


しかし、やはり橋田先生は満足げである。


橋田先生 「じゃあ、今度はピアノを入れていってみましょうか」


なるほど。
笑顔でやさしいが、要求ハードルは上がっていくというわけである。


ピアノが入ると音数が一気に増えるため、かなり壮大な雰囲気になった。
最初はビビっていたが、ここまで来ると周りの一つ一つの音が分解された状態で自然に耳に入ってくるということはなくなり、和声として聞こえてくるようになるため、逆に惑わされたりすることが無くなってくる。さらに、ピアノが周りの高音系楽器に混じってしまいにくい低音のリズムパートを鳴らしてくれるため、バイオリンだけやフルートと合わせるだけよりもテンポ感がつかみやすく弾きやすい。


― なるほど・・・一気に行ってしまったほうがやりやすいのか


橋田先生 「なかなかイイじゃないですかー」


褒めてくれる橋田先生
しかし、そろそろ解りはじめてきた。

橋田先生はおそらくは褒めて育てるタイプ。
そして、そういうタイプの場合、恐らくはその後にドーンとハードルが上がるに違いないのだ。


橋田先生 「じゃあ、分けて練習してみましょうか」


生徒一同 「ぇ?」


4パートに分かれていたテーマと異なり、バリエーションⅠでは伴奏パート二つだけであるため、各パートを二人か三人で弾いていた。それを、各パート一人ずつで弾いて「公開処刑しましょう」という訳である。


― やはりな・・・


続く。
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comment

Secret

こんばんは!
ぷぃぷぃ虫さんの大学の同級生ではない、ムーミンです(笑)


橋田先生レッスン、楽しそうですね~。誉めて育てるかぁ…。それも魅力的!!色々な先生に付いて習えるのって経験値が上がるみたいで、いいですよね~。

ちなみに、ぷぃぷぃ虫さんのお教室のHPにアクセスしてみてビックリ!レッスン料金がお安い!体験レッスンなんて50分も見てもらえて、あの値段だと毎回体験レッスンして欲しい位です(笑)
私事ですが、最近お教室を変えたばかりで、指の使い方や弓の毛の量の使い方をチェンジしてアクセクしており、今のところ、これ以上新しく覚えるのは、頭も体も付いてきそうにありません。
今のお教室の流儀で落ちついたら、一度坂本先生のお顔を拝見に……いやいや、体験レッスンに行ってみたいと思っております。
他の生徒さんともアンサンブル出来るって、すごく素敵!!
この続きを楽しみに待ってます♪

Re: タイトルなし

ムーミンさん

こんにちわ~。
ほんとに同期だったらどうしようかと思いました(笑)

ウチのレッスン料、普通に相場くらいだと思っていましたが安いんですかね?
確かにウチの教室は今のところレベルによる料金差がないポッキリ価格ですし良心的なことは確かです。

最近教室を変えたところであれば、今すぐまた別にっていうのはしんどそうですね~
また、落ち着かれた頃にまだ興味があれば是非体験してみてください。

ちなみに、坂本先生の顔を見るだけならライブとかででも(笑)
ちょうど、明日あたり大阪の福島駅近くでライブというか・・・流しバイオリンというか・・・をやってると思います。ライブというほど大掛かりではなくて、居酒屋で生演奏バイオリンが楽しめるという感じの気軽なものです。
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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