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Lesson25(前編)-肉体限界-

2011年2月27日、日曜日。
この日は25回目のレッスンであった。

諸事情あってこの日のレッスンは21時45分からスタート。


先生 「今日は何時間練習してきました?」


私 「4時間くらいですかね・・・」


先生 「じゃあ、ト短調」


私 「練習時間と何か関係があるんですか?」


先生 「よーけ弾いて来たなら、この辺の長調はええかなって感じです」


『この辺の・・・』とは、二長調・ト長調・イ長調の事だ。
先生は『どうせ出来てるんでしょ?』と言わんばかりの顔である。

確かに短調は弾けるか弾けないかのギリギリラインであるのに対して、この3つの長調は音をどう綺麗につなげるかとか、いろんなテンポでも大丈夫なようにとかそういうあたりまで踏み込んで練習している。

今日のウォーミングアップが済んでいるなら、今のレベルとしてある程度出来ているところはチェック不要というわけだ。

それよりも、「やらされて嫌なヤツ」をチェックしようという精神。この辺りの「チェックされたら嫌なところ」を見抜いて積極的に攻めて来るあたりは流石である。


   


フリマリー 『ト短調 スケール&アルペジオ』
HRIMALY_006_gmoll.jpg


未だに、「○○調」と言われてパッとそれに対応できるに至っていない。すこしだけ頭の中で運指を復習してからスタートし、なんとか弾き切る。


先生 「まぁ、間違えずに弾けているのは良いんですが・・・」


私 「はい」


先生 「そのバイオリン、そんなに鳴らないバイオリンでしたっけ?」


私 「いや・・・あと3倍はなるかと・・・」


先生 「じゃあ、それでやってください。」


そして、前回のレッスンとは逆で、今回は後半部アルペジオを中心に指導される。


先生 「こっちのソで弓がビューンってなるのやめましょうか」


指摘されているのはアルペジオの一山目の最高音、ソ。


私 「そうなんです。そうなっちゃうんですよ。」


そう、私はどの調でもアルペジオの最高音で弓が変に早くなり、綺麗な音が出ないのである。これは自己練習の時から気付いているのだが、色々と試してみたが治らない。

アルペジオの最高音でもなる場合とならない場合があるのだが、自分なりに分析してみた結果、どうもE線で鳴らす音が一音だけの場合でなりやすいということまでは判ってきている。最高音がE線で1音だけの場合、弓の返しをしながら移弦して一音だけならした後、すぐに今度はスラーでの移動弦となるため、弓がちょっと「忙しい」。そして、気が焦ってしまって弓の動きが荒くなっているのだと思っている。
だが、いくらそれを治そうと意識しても治らない。

そのことを先生に打ち明ける。


私 「多分E線で1音だけ鳴らす場合に、焦ってなっちゃうんだと思うんですけど・・・いくら気をつけても治らないんですよね」


しかし、


先生 「後の方はなってないですよ?」


私 「ぇ?でもこっちは2音・・・」


先生 「後ろもソだけですよ。ミは♭で開放弦と違いますよ」


私 「!!」


別に弾き間違えていないのに、何故こちらはE線で2音ある気になっていたのだろうか。


私 「時間遅いからもう脳が寝てるんやと思います」


先生 「多分、こっちはミ♭の音程に意識が行ってるから大丈夫なんじゃないですか?」


私 「あぁ・・・なるほど」


この、『E線で1音だと明示的に意識していなかったら』『ならなかった』というのはかなり重要なポイントであると思われる。


先生 「ソに行く前のレにdim.があるつもりでやってみてください」


アルペジオだけを弾く。
そして、レでdim.を意識してソに向かう。

すると、『ならない』。
あれだけ苦労したのにたったこれだけのことでならない。


先生 「じゃあ、それで。」


   


先生 「じゃあ、ハ長調行きましょうか」


フリマリー 『ハ長調 スケール&アルペジオ』
HRIMALY_008s_Cdur.jpg


一回弾いてみるが、グダグダ。


先生 「なんてー!?」


私 「ちょっと音確認させてください・・・」


一音ずつ音を確認してから再度弾く。
駄目なポイントはわかりきっているので自己申告。


私 「ドが届きません」


E線の気合のドが届かない。
家でいくらやってもドは届かなかった。

私の手は馬鹿デカくはないが、小さい方ではない。
どう考えても私よりも手が小さな女性バイオリニスト達が悠々と届いているところを見ると、手が小さいとか形がどうとかではなく、きっと「やり方が間違えている」のであろう。


先生 「指の伸ばす方向が違うからですね」


やはり。


先生 「ぷぃぷぃ虫さんは、こう、伸ばして取ろうとしてるでしょ?」


私 「はい」


先生 「それはキツイので、こう。開く方向で。」


当然の様に届く先生の手は、ドに向かうときの手の形が明らかに私とは違う。


先生 「ここの筋肉だけがムキムキになる感じです」


見ると、先生の小指したの筋肉はムキムキと盛り上がっている。


まずは手の形を変えて取り方を変えるとしても、『気合のド』はすぐには出来ないことが解った。
届いたとしてもギリギリすぎて「使える音」ではない。

声と同じである。
私は調子が良ければ実声でHi-CやHi-Dが出せる。
Hi-Dは声変わりをした大人の男性としては、生物的な限界に近い高さであるが、これは「びっくり人間コンテスト」みたいなもので、あまり意味が無い。私が歌の中で使えるのはそのはるか手前、Aくらいまでである。
カラオケで高音域を青筋を立てながら歌って高音自慢しているかのような姿をよく見かけるが、アレは自己満足だから良いのであって、大抵聞いているのはしんどいものである。

ゆとりなき音域は音楽としては使えないのだ。


手を開く方向の動きに、私の手が全く対応していないのである。
筋肉も足りないし、筋も硬い。
私の左手の、現在の身体限界の向こう側にドがある。

しばらく手を開くトレーニングのようなものを日常的に取り入れて鍛えてやらないことには、『気合のド』を涼しい顔で使えるようにはならないだろう。


   


ここで宿題タイム。

説明と共に新たに5つの音階練習が追加された。
これで抱えている音階練習は全部で12になった。

今後レッスンのたびにランダムで2つか3つチェックされるかと思うと頭が痛い。
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comment

Secret

No title

こう見ると・・・

めちゃ難しそうなアルペジオです・・・v-12

「フリマリー」も「セヴシック」も、「ラ~ラ~」しか弾けない時に

(メッチャやる気のあった時・・というのが正しい^^;)

無謀にも買いましたが・・・

やさしいヤマハ教本で手一杯なので、やってません・・

やっぱり、今見ても難しそうに見えますわ~


Re: No title

anisさん

こんにちわ~
フリマリーは私も最初に見たときは、

「まじかよ・・・こんなん無理に決まってるやん!」

って思いました。
当時まだ16分音符が登場してませんでしたし、いきなり途轍もなくハードルが上がった気がしたものです。

まず、1音ずつ音を拾っていきました。
このときはリズムなんか無視です(笑)

それから2音スラー、4音スラー、8音スラーと少しずつ一弓に入れる音を増やしていき、最近ようやくなんとか16音スラーで行けるようになって来たというところです。「行けるようになるもんやなぁ・・・」というのが正直な感想です。やってみると意外にいけるものですよ(笑)

ただ、同門の先輩生徒さんでもフリマリーをやっていない場合があったりもしますし、人・時期によって最適な教本・曲というものがある様に思います。私もフリマリーも頭から順にやっているのではなく、先生から今私がクリアすべき問題やテーマと共に課題の調を与えてくれます。

フリマリー譜面上はどれも同じような見た目ですが、やってみると調によって天と地ほど難しさの違いがあり、実はじんわりとハードルが上がっていくように先生が課題を選択していってくれているのが分かります。なので、やるならある程度のレベルまでは先生に指針を仰ぎながらというのが良いと思います。


指練習に限らずですが、音楽ではあまりに実力を超えすぎていると基礎を崩す可能性があると私は思っています。過去に我流でピアノを完全に根幹から崩してしまったことがある経験からそう思っているのですが、その話はいずれ本編に書くことにしたいと思います。
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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