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Lesson25(後編)-劣化-

ホーマン193番・194番

結論から言うと、2つとも合格した。

先生によると、


あんまり落とし穴にハマらんからつまらん


という事だそうだ。
生徒が優秀に弾けたのに「つまらん」とはこれ如何に。
まぁ、先生としてはかなり上位の褒め言葉だと受け取っておくことにしよう。


193番の方は1小節単位でスラー、194番の方は弓が色々忙しいという違いはあるものの、どちらもイ長調で『8分音符で色んな動きが出来るようになりましょうね』というコンセプトらしき練習曲である。

私はフリマリーのイ長調音階練習はそれほど得意な方ではなく、どちらかと言えば苦手に分類されるのだが、どういうわけかこの二つのパターン練習はいたく気に入ってしまい、今回はこの2つに練習が集中していると言って良いだろう。

非常に細かく音のピッチの狂いを指摘された他は、特にツッコミもなく終了。


先生 「意外と早く終わりましたねぇ・・・」


ということで、時間が出来たので次の曲に行く前にやりたい事があるという。


   


先生 「ちょっとこれ弾いてください。」


といきなり、ずいぶん前に弾いた練習曲を示される。過去に合格した曲であるが、それ以来一度も弾いていない。まさかの『復習チェック』だろうか。

しかし、弾いてみると、間違えたりはするものの意外と弾けるものである。


先生 「ふーむ。再現しませんね」


私 「?」


先生 「じゃあ、これ」


フリマリー 『ト短調 スケール&アルペジオ』
HRIMALY_006_gmoll.jpg


― さっきやったがなー


しぶしぶ弾きはじめて、スケールからアルペジオに移行しようとしたその時、


先生 「よし。再現した!これで行きましょう」


私 「??」


先生 「この、最後のラがね、指がちゃんと戻れてないんですよ」


私 「ぁー・・・そうなんですよ。自分でも悩んでるんです」


どういう事なのか、少し詳しく説明しよう。

このト短調スケールの場合、下降音階で降りてくる時に最後から5つ目の音であるD-1のミ♭はいわゆる0.5の位置であるため、人差し指がぐいっと後ろに下がっている状態にある。その下がった状態から気合でG-4のレを取り、そこからG線上で4→3→2→1と下ってくるわけなのだが、問題はG-1のラである。

まずD-1のミ♭の時点で私は結構指を後ろに引いてしまうので、人差し指の付け根が指板の向こう側、糸巻き側に落ち込んでしまう。そして、その落ちた位置から次のG-4を取るためには手のひらをかなり指板に近づかないと届かない。つまり、G-4を取った時点でかなり指板を握り込むような形になっている。

そして、その縮こまってゆとりのない手の状態ではD-1からまず指が離れにくいし、さらにその人差し指をG-1にねじ込むのに割りと難儀するのである。よって、G-1が低めに入ってしまうか、押さえ方が不十分でおかしな音になったりする。

この事象を、私は「人差し指が入らない」と呼んでいる。


これはト短調に限ったことではなく、ハ長調などでもE-1のファからの下りの流れで、A-1のシが「入らない」ということが起こる。これは、バイオリンを初めて3ヶ月目位でハ長調スケールを習った時から、自分でも気づいている問題点であり、それ以降なんとかなめらかに運指ができないかと試行錯誤を繰り返している。

私がト長調や二長調のスケールが「苦手でない」というのは、運指の中にこの「人差し指が入らない」ポイントが無いということが大きい。


その『人差し指が入らない問題』をついに先生が指摘してくれたというわけである。


私 「なんか、わりと『スッ』と入ってくれる日と、全然アカン日があるんですが、今日は結構アカン日っぽいですね。入らないです。」


先生 「ふーむ。こっちに人差し指が落ち込んでしまってるんですよねぇ」


先生 「・・・かと言って、音が低いわけでもないからそれがダメというわけでもない・・・」


駄目な原因を分析する先生。


先生 「握り過ぎなのかもしれませんね」


私 「それはあると思います。」


左手の力の入りすぎは何ヶ月も前から自分で気になっているので、ゆっくりのテンポで練習するときは、『押さえすぎない』『握り過ぎない』ということを意識するようにしている。最近では多少はマシにはなったとは思うが、未だに「握ってしまっている」ことに変わりはない。
やはり、問題はそこなのだ。


先生 「もちろん、握るのは握るんですよ?でもそれと、人差し指の動きを分離したいんですよ」


人差し指の根元で「支える」が、それがロックの原因になってはいけないということ。


それから、親指におもりをつるして握る力を抑制してみたり、手のひらと指板の間に指を差し込まれたりするが治らない。手首や肘を使うと「入る」ようになるのだが、それは「おかしな癖」になるので禁止。


先生 「うーん・・・」


そう、私自身もこうして堂々巡りを繰り返しているのである。

最終的に「一回離してしまうくらいの気持」でやると、一番すんなり行くことが解った。
練習用のパターンをもらって、この問題はしばらく様子を見ることになった。


   


さて、そこからホーマン203番をやったのだが、前日の自己練習の調子の良さはどこへやら。弓の使い方、強弱にまで踏み込んで練習していたはずなのに、弾くだけで精一杯。弾き間違える。落ちる。音もしょぼしょぼ。

しかし、どうやら「復活」する事には慣れたらしく、落ちては復活するというギリギリアウトラインで進行する。


弾き終わった直後の先生は無言。
そして、演奏そのものについては駄目すぎて指摘のしようがないらしく、ひざを使ってしまっている事や、足の開きすぎを指摘される。


私は合唱でもよく足の開きすぎを指摘されるが、足と足の間を測ってみると、周りとあまり変わらなかったりすることが多い。では、なぜ足を開いている様に見えるかというと、足の角度の問題、突き詰めると、要するに足が短いということになる。同じ肩幅でも足が短い分だけ股関節の角度が広くなるので、ものすごく開いているように見えるのだ。


先生 「なんか鳴らないですねぇ」


と、私のバイオリンを取り上げる先生。駒を眺めたり、魂柱をチェックしたりしている。
そして、ガツガツと鳴らし始める。


先生 「ちゃんと鳴らしてやってます?」


私 「はい・・・わりと鳴らしてるつもりですが・・・」


先生 「習ってないエリアの高音もしっかり圧力かけて鳴らして下さい」


私 「はい」


先生 「前に弾いた時より全然落ちてますよ」


私 「マジですか?!」


そう聞いてみたもののMogaの出している音を聞けば自分でも判る。

明らかに弱くなっている。

自分でもここ数日「なんかおかしい」と思い始めていたのである。


先生 「ほら、これ(レンタル用の安価のバイオリン)でもなるのに、この辺の高音鳴らないでしょ?」


私 「orz」


先生 「ウルフでは無いと思いますけど、高音域になんかバリアみたいなのが合って鳴ってないので、もっとしっかり高音鳴らしてやってください」


そして、しばらく先生による楽器調教。


先生 「これで多少はマシでしょ。」


調教されたMogaでもう一度ホーマン203を通し、合格するはずもなく終了。


   


さて、先生は明日から2週間にわたって海外遠征である。なので、「おらん間の分」として大量に宿題を賜った。しかし、良く考えてみたら元々月3回のレッスンである。次のレッスンまで2週間や3週間あくことは別に普段からある。

しかも来週は坂本先生以外の先生のレッスンに里子に出されるため、「おらん間の分」とは別に2曲宿題を貰っているのである。


一言で言うと「ハメられた」というヤツである。
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comment

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興味が!

ますます、坂本先生に興味が・・・e-68

以前、ぷぃさまが「ヴァイオリンは男性の楽器・・・」っていうのも頷けるような、分析・・・

女性は、理論よりはどちらかといえば実践みたいな所あるようで。

(あ・・・そうでない人もいますね。そういう天才肌のタイプの人って説明する時に擬音よく使うような気がします・・・例えば、「ギュィ~ン」とか・・・^^;)

私のお師匠様は、頭の上に手をやって、「この辺あたりで、鳴ってるイメージで・・・」とかそういう説明します・・・
その時は、分からなくも無いんですけど・・・しばらく時間経つとやっぱり分からなかったりします^^;

多分、それ程苦労なく弾けるようになっちゃったタイプなんでしょうね・・・^^

坂本先生・・・
海外にも行かれるんですねぇ・・・

どんな音出されるのかな?一度演奏を聴いてみたいです・・・

Re: 興味が!

anisさん

こんにちわ~

なんだか坂本先生が人気者になりつつ有りますねぇ・・・(笑)

私はバイオリンはわりと理論的に分解して考えていますが、それは「なかなか出来ないから」そうせざるを得ないようなところがあるという感じです。基礎が出来てきて、その組み合わせで音楽に表情をつけていく様な段階になれば、やはりイメージ論になってくるんじゃないかなぁ・・・と思っています。

坂本先生の音ですが、このブログのリンクから行ける坂本先生のホームページ上で動画でいくつか紹介されているのでそちらで聴いていただけると思います。また、時々金曜日に立ち飲み屋でライブが開催されているのですが、その模様がネット上にライブ配信されています。こちらはエレキバイオリンです。

実は私も先生のクラシックヴァイオリンでの本気生演奏を聴いたことがありません。
なので、3月27日のコンサートを大変に楽しみにしています。
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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