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前回のレッスンで先生にマイバイオリンMogaの音が劣化しているという事を指摘され、いたく凹んだ私は深く反省をして、毎日のように爆音でMogaの調教にいそしんでいる。

多少はマシになった気がしないでもないが、購入当時はもっとこう、音にエネルギーのようなもの感じたのであるが、それが段々感じられなくなっていっているように思える。そして、ふと、「もしや弦?」と言う事に思い当たったのである。

「購入時の弦は状態が不明」という事を先生から聞いており、さらに「ドミナント以外にしてみなさい」と言われていた事を思い出したのである。バイオリンを購入してちょうど一ヶ月くらいになるが、弦は購入時に張ってあったものをそのまま使っている。要するに先生の言いつけを守っていなかったわけである。

さて、ネットのあちこちに上がっているドミナント弦の評判で多いのが「寿命が短い」という物だった。中には一ヶ月弱としているところもある。もちろんそれはプロかプロを目指している人の練習量での場合の話だろうが、私は半年は大丈夫とされているヘリコアのA線を、たった1月ちょっとで巻き線剥離による交換に至らしめてしまった男である。ドミナントが1ヶ月で劣化してもおかしくはない。そして、購入までの間にどれくらい期間を経た弦だったのか不明なのである。


― よし。弦を交換してみよう


そう思い立った。

さて、そうすると弦をどれにするか決めなければならない。
この間も書いたが、私は"こういうの"を決めるのが不得意である上に、よほど重大な不満が無い限りはしばらく他のものに変えてみたりしない。よって、適当に目についたヤツから順番に試してみるということが出来ない。最初の選択は相当に重要なのである。

さらに面倒くさい事に私は「曖昧な評価」というものをあまり信頼しない。「これ音綺麗ですよ」と言われてもピンッと来ないのである。すぐに「何に比べてどう綺麗なんだ?」と思ってしまうのである。複数の弦を比べる場合、主観でも構わないので何らかの基準値や指標に基づいて分析が成されているものが欲しくなってしまう理系脳なのである。


そして、ネットを探しまわっていると、一つの記事に行き当たった。


ナイロン弦を斬る Part3

タイトルからして私好みなのであるが、内容もタイトルを裏切っていない。
単に良し悪しを印象論で語るだけではなく、「華やかさ」「クリア度」「弾きやすさ」「豊かさ」「音量」「明るさ」「なじむまでの時間」「寿命」と多くの指標に分解している。しかもPart3。


― コイツは良い


「何でも良いから俯瞰できる指標」が欲しかった私は、この記事の筆者がバイオリンの演奏家であり先生であるということもあり、とりあえず当面の間はこのサイトの指標を全面的に信頼することに決めた。後はこの中から納得できそうなパラメータバランスの弦を選べば良い。


   


さて、何を基準に弦を選ぶか・・・であるが、こちらは坂本先生から指針を頂いている。


『華やかでギラギラした弦でガンガン鳴らしてやりなさい』


私は本来は、豊かな音質でしっとりとバイオリンを弾きたいと思っているのであるが、どうせ当分の間、それも年単位の期間にわたってバイオリン仲間の前以外では弾くことは無いだろう。そうすると直近の最重要課題は「バイオリンの音を創る」ことである。何年か先にバイオリンの音がある程度出来上がってくる頃にちょうど私の腕もそれなりに出来てくるだろう。その頃に改めて、「しっとり」「豊かな」弦を選べば良い。

よって、現段階では弾いてみたときに自分が気持ちいいかどうかは二の次で、バイオリンを調教することを主眼として弦を選ぶことにする。


『華やかでギラギラした弦でガンガン鳴らす』を指標に当てはまるように解釈しなおす。


華やか → 華やか

ギラギラ → 落ち着いていない → 豊かでない → シンプル

ギラギラ → 明るい音

ガンガン鳴らす → 音量大


パラメータ的に「華やか」「シンプル」「明るい」「大音量」これらを満たしている弦をピックアップする。


・エヴァピラッツィ
・インフェルド
・ヴィジョンチタニウム


この3つの内、エヴァピラッツィとインフェルドは先生も名を挙げていた弦である。やはり信頼できる指標であると言えるだろう。


結局選んだのはヴィジョンチタニウム。

rauloopさんのブログでその名を見た時から"チタニウム"という響きが気になっていたのである。あれだけ指標がどうのとか言っていたくせに、結局は名前の印象で選ぶ私。


   


ネットで45%OFFとかいう、信じがたい割引率の店を見つけてヴィジョンチタニウムを購入し、到着を待つこと一日。金曜日に弦が到着したのでその日のうちに全弦を張り替えた。





一時は弦を切りまくってよく張替えをしていたのだが、最近はそれが落ち着いていたので数ヶ月にわたって張替えをしていない。しかも今回は全弦交換である。チワワさんの記事で友人が駒をふっ飛ばしたというようなことを読んでビビリ切っている私は、自分の過去の記事を参考にしながら、1時間以上かけて嫌な汗を背中にビッシリと浮かばせながら交換したのである。


さっそく弾いてみる。


― 音・・・デケェ


高音域も鳴らしてみる。


― なんや・・・鳴るやん。


全てではないだろうが、鳴らない原因のひとつに弦があったことは確かであるようだ。
そして、「ギラギラ」していて「豊かでない」という評価のヴィジョンチタニウムであるが、実際に弾いてみるとその短所はあまり感じない。抜けるような明るさで音が広がっていき、弾いていて気持ちが良い。
一発でこの弦を気に入ってしまった。

ところで、このヴィジョンチタニウムにはひとつだけとてつもなく重大な欠点がある。

それは、コストパフォーマンスの悪さである。
指標によるとあらゆる弦の中で最も寿命が短い。上記のサイトによると寿命は2週間~3週間。エヴァピラッツィを高いと思って避けたつもりが、寿命を加味すると実はエヴァピラッツィよりも高くなる計算になるのだ。仮に3週間ごとに弦がダメになるとして、年間で17セット。ネット価格で1セット6千円とすると年間約10万円。エントリーモデルクラスのバイオリンが毎年買える計算である。

では、「年間の呑み代はいくらか?」と聞かれると、考えたくもない金額になる気がする。呑みに出て財布から6千円"しか"減っていなければ、その日はあまり"呑まなかった"日と言えるからである。

一晩の呑み代6千円は安いが、弦の6千円は高いと感じる。
人間の金銭感覚とは全くもっていい加減なものである。


そして、もう一つ別の問題が浮上する。


嫁 「さすがにミュート無しはまずいんちゃう?」


音が大きくなったら大きくなったで、それはそれでまた別の形で問題を産むのだ。

私は普段から夜でもミュート無しで練習している。
「それはマズイだろう」と思われるかも知れないが、私の家は住宅地の角地で森に面しており、私の部屋はその森の側なのである。バイオリンを初めてすぐくらいの頃に、私が本気で鳴らして外から音が聞こえないかを嫁に聞かせてチェックした上での所業なのである。

だが、その時から8ヶ月。
まず、私の能力的に明らかに入門時より音量が大きくなっている。さらにバイオリンは当時の物よりも鳴る。そして、そこに来て大音量の弦。

さすがにそろそろマズイかもしれませんな。

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comment

Secret

嫌な汗

( ̄m ̄*)プッ かいたんか
案外小心者なんや(笑)
ヴィジョンチタニウム、あたし的にはドミナントと変わらんガッカリ・・・で永久にボツ
ドミナントも種類があって、ミディアム(たぶんモガちゃんに張ってあったやつ)でなくストロングにするとちょっとちゃいまっせ
(弦を押さえた感じも違う)
でもなんか期待はずれ
ま、やっぱ今までいちばんギンギラしたのはπでんな(おちゃらけ系)、でも好みではない、うーん
このたびエヴァを購入したので6月半ばころに張る予定ですが果たして・・・!?
今使ってるオブリガートは聴いての通り、なかなか音量あるけど、ちょっと優しい系ですね
弦探しの旅はまだまだ続いています

弦交換

私は最初の一年くらい、ドミナントを張ったまま弦を交換してませんでした。先生は、「いつやめる言い出すか分からんし、バイオリン買うまで換えんでいい」と言うのでそのままずるずると…(笑)

そのリンク先のサイト、すごいですねー。そろそろ私も交換した方がいいのかなぁ。ヘリコアというのが丈夫なんですね。次買うのはそれにしようかな。長く続けたいからランニングコストは抑えたいから、選ぶ基準が音より寿命になってしまう^^;

Re: 嫌な汗

チワワさん

こんにちわ~

今となっては案外・・・なのですかね(笑)
私はバリバリの小心者ですよ~。
元々は病的なレベルで対人恐怖症な人でしたから(;´Д`)


弦は楽器との相性っていうのもあるんでしょうね。
私はドミナントは元々張ってあったものしか知らないので、ドミナントとチタニウムの新品での差は解らないですが、特にD線G線はかなり合っている気がします。とりあえず、今は鳴らしまくるのが目的なので、豊かさとかそういうあたりは目をつぶりまくろうと思っています。

楽器を変えたと同時にヘリコアからドミナントになったときにも思ったのですが、今回チタニウムに変えた時もボウイングの感覚が弦によって結構違うと思いました。音が立ち上がるまでの感覚が全く違う(ヘリコアは早くチタニウムは遅い感じ)し、「鳴っている」と感じる時の右手の加減が違うというか・・・。

あまり色んなパラメータをいじりすぎると、腕のほうが付いてこないので、先生からクレームが付かなければしばらくはチタニウムで行こうかなぁ・・・なんて思ってます。

私はバイオリンは優しい路線で本当は行きたいので、オブリガートは最終的に落ち着く可能性が高い弦かもしれないな・・・とあちこちの評価を見ていて思います。声の方がギラギラ系なので、バイオリンは優しく行きたいなぁ・・・と思っているわけなのですが、何故かバイオリンもギラギラ系に進んでいる気がする今日この頃。。。

Re: 弦交換

ぴっぴさん

こんにちわ~

やっぱり、弦ってズルズルいっちゃいますよね(笑)

ヘリコアはスチール弦です。
一応は「初心者用の弦」という位置付けのようでして、坂本先生は入門者にはヘリコアを推奨しています。
先生のお話やネット上での評価、自分で使用した感覚からだいたい次のような特徴があります。


スイートスポットが広く音程がとりやすい
コレが初心者用と言われる所以だと思いますが、多少ボウイングが乱れててもそれなりに音が鳴ります。リンク先での評価のとおり弾きやすいといえます。自分を棚にあげて偉そうに言わせてもらえれば、ヘリコアを鳴らせない腕なら、ナイロン弦は「もったいない」買い物だと言えると思います。(詳しくは:http://homepage2.nifty.com/matta/matta/stringweb.html


音質の劣化が少ない
音の劣化よりも物理的な意味での劣化のほうが早い、つまり音が悪くなるより先に弦が切れる事が多いです。私がブチブチ弦を切っているのはヘリコアの特性によるところが大きいというのが有ります。


寿命が長い
切れなければ半年くらいは大丈夫です。
汗かきさんの場合は、弦が劣化しやすいです。そして、私は汗かきです。だからブチブチ切れるんだと思います。


コストパフォーマンスが良い
安いです。ネットで買えば全弦セットで3000円です。
単純にチタニウムの半分ですが、それで半年持つのですから10分の1くらいの弦投資だと言えるでしょう。

音質は微妙かもしれない
ある程度鳴るようになってくるとキンキンうるさい割りに、実は音量はそれほど出ないと思います。いわゆる「本番用の弦」としては不向きな気はします。


総合すると、入門者が基礎の基礎を練習するのに適した弦だと言えます。
ビジョンに変えた直後で私が言うのもなんですが、バイオリンを初めてから1年くらいは全員ヘリコアクラスのスチール弦で良いんじゃないかと個人的には思います。響くだの響かないだの私も偉そうに言っていますが、ハッキリ言って弦や楽器の問題よりも腕の問題のほうが遥かに大きいと思います。我々初心者は、弦が鳴らないのではなく、その弦を『鳴らせられていない』ということの方が多いんじゃないかと思います。


私もまだヘリコアで十分なレベルに居るし、弦にこだわれるレベルでも無いと思っています。
ですが、先生から『楽器のために』エヴァピラッツィなどの割りと高級系の弦に変えて見ることをアドバイスされたので、思い切って真反対に振ってみたというだけのことで、何も言われていなければヘリコアにしていたかドミナントでずっと行っていたと思います。

背中をおされて

わたくしの場合
バイオリンがそんな良いものではないし、
そもそも基本セットの腕と耳が廉価版なので
弦による違いがまだよくわからないんですが
去年の5月にインフェルド赤を張って
秋にE線だけゴールドブラカットに変えてそのまま・・・
そろそろ変えなくては・・・という時期でして
まぁ なんてタイムリーなお話♪
ありがとうございます。

ご紹介されてた『ナイロン弦を斬る』も参考にさせていただき
無難にエヴァピラッツィに決めて
四苦八苦のあげく いま発注致しました。
ぬーよーくから送料込みで$81.89! うふふ
無事届くことを祈りつつ・・・

ありがとうございます!

詳しくご説明頂いて、ありがとうございますm(_ _)m
ヘリコア、フィドルにはよさそうですね!説明を読んで、ダンスチューンにはもしかしたら合うかも知れないと思いました。次に買う時はヘリコアにしてみます。
まだ前に買った普通のヴィジョンとフィドルのお店でもらったドミナントがあるのでヘリコアを試すのはちょっと先になると思いますが、どうか私の楽器に合いますように・・・^^。張ってみたらブログに書きまーす♪
とてもいい情報をどうもありがとうございました(^▽^)

Re: 背中をおされて

雨さん

こんにちわ~
返信遅くなりました。

まったくの偶然ですが、タイムリーな話題を提供できてよかったです(´∀`*)
私も弦の違いなど判るレベルにはありませんが、なんとなく音が大きくなった気がするしエエかなぁ・・・という感じです。

エヴァピラッツィに換えたら是非、使用感のレポなど期待しております。
それにしてもいきなり海外から発注とは・・・猛者ですね!

Re: ありがとうございます!

ぴっぴさん

こんにちわ~
多少なりともお役に立てて光栄です。

ヘリコアがダンスチューンに良いかもしれないというのは同感です。
立ち上がりが良いことは確かなので、リズムが重視されるような音楽ではすごい良いかもしれないですね。


ところで、ヘリコアに関する私のコメントに対してこの間先生から補足というかツッコミを頂きました。
ヘリコアは弦を張ってから「馴染む」までの時間が短いというのが初心者に向いているという理由で、先生は入門者にヘリコアを進めておられるとのことでした。確かにヘリコアは馴染みが早いです。
紹介させていただいたサイトではチタニウムの方がヘリコアより馴染みが早いという評価になっていますが、私の使用感ではトントンかヘリコアの方が少し早いという印象です。(どちらも数時間~半日のオーダーですが)

音質云々に関しては感じ方の違いや好みの問題もあるので、先日私が書かせていただいたものはあくまで私の意見として受け止めて頂ければと思います。

エヴァピラッツィ~

無事届きまして
さっそく本日張替えて
もう 弾く弾く!

よくわからないながらの感想です。
『輝かしい音』 という表現をよく見ますが
キンキラしてるというのではなく
音量大&響きがよく、クリア!ということなのかな、と。
私はあまーい音が好きで
自分のがしがしした音が弦の力でなんとかならないか・・・と考え
インフェルド赤の前はオイドクサを使っていたのですが
私のバイオリンくんが ドイツの根暗な奴なせいか
こもった感じになってしまいました。
逆に エヴァちゃんみたいな弦で
(いまはできませんが)ビブラートをゆーったりかけると
わたしの目指す音に近づく感じがしました。

気のせいか、弦がやわらかい?気がして
抑えやすく、音程が安定するような・・・
オイドクサからインフェルド赤に変えた時は
G・D線が響くな―と思ったのですが
今回はそれプラスA線が響く響く。
E線(ゴールド)もキンキラせずにハイポジもよく出ます。

新しい弦同士を比べたのではないので
どうかとも思うのですが
なかなか気に入ってます。



ミュートのことなのですが
私はマンション住まいなので、夜弾く時はいつも使っています。
MUCO という台湾製の金属重り内蔵プラスチック製?らしいですが
洗濯バサミを4つ駒につけるよりもずーっと音が小さくなります。
ミュートを付けると、響かない=音がタイトになるせいか
上手くなった気がするんですよぉ。  わたしだけ?
で、実際必要な弓の使い方をしないでも音がするする出る(気がする)ので
右手の練習にはならないんですなぁ・・・
その上、ミュートを使って引いた後のバイオリン君はご機嫌が悪くなるのか
ちょっとの間 響きが悪くなるみたい。
使わなくても大丈夫な環境なら 使わないほうが良いような・・・

長文&つたないレポート 失礼いたしました。
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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