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発表会デビュー -本番-

今回は合奏レッスンの発表会、本番当日の話である。


指定された集合時間に集合場所に行くと、2人くらいしかいないという、緊張感ゼロのムードでスタートした一日。
さらに、本番直前まで皆でたい焼きを買いに行ったりするほどのリラックスムード。


しかし、さすがに本当に出番直前になってくると、皆緊張した面持ちになってくる。


「うわー緊張してきたー」


と言い出す人もいたが、私はそうでもなかった。
いや、全く緊張しなかった。


私は本来「緊張しぃ」である。
だが、今回はそもそも立ち位置が「ゴマメ」なので、緊張する必要がない。私のパフォーマンスは全体の出来不出来にあまり寄与しないのだ。そして、なにより集団で舞台に上るという行為に慣れきってしまっている。これがコンマスやソロを担当する事になっているのなら「可哀想なくらい」緊張するのだろう。


アナウンスから合奏の出番が告げられ、舞台袖に上がる我々。
緊張を助長させるかのように、合奏に参加するメンバーひとりひとりの名前が読み上げられる。
こういう「個人」を炙り出す行為は非常に"効く"。緊張を掻き立てられるのだ。集団の中に潜んでいたところに突然スポットライトを当てられたような気分になる。
本番には適度な緊張感が必要だし、そもそも我々は修行中の身なのだから「緊張の中で弾かせる」という主催者側の意図があると考えると、なかなかに天晴な配慮である。

しかし、少々攻撃力が高すぎたようだ。


「うわー・・・どうしよーメッチャ緊張してきた」


名前が呼ばれた一人がそうつぶやく。こういう場で「緊張してきた」と誰かが言い出すと緊張が伝播することがある。合奏に初参加しているペーペーが気にすることでは無いのだろうが、合唱で舞台に立つときの習慣で本番の舞台に立つときにはできるだけ「楽しい空気」にしておきたいのだ。
なんとか、和やかな雰囲気にできないものか・・・と思っていると、私の名前が読み間違えられるというラッキーなハプニングがあり、ここぞとばかりにツッコミを入れる。ちょっとだけ笑いが起こって間接的に皆の緊張を少しだけほぐすことに貢献できた・・・かもしれない・・・と勝手に思っておこう。


   


本番は始まってみればあっという間である。

ガボットとジーグはテンポが早く、動きも忙しいので周りを聞いているゆとりはなかったが、アリアだけは周りを聴きながら弾くことができた。


― やっぱり皆で合わせるのはえぇなぁ・・・


うっかりそう思ってしまった。


そして、もうひとつ、私は合唱の方で本番の舞台の途中で必ず思うことがある。


― あぁ・・・これで終わってしまうの寂しいなぁ・・・


それを今回も思ってしまった。

合唱ではほとんどアマチュアの本番の舞台は一回こっきりである。再演はないし、いわゆる「レパートリー」というものを持たない。数ヶ月か1年か数年か・・・舞台に登るまでの期間は団によってことなるが、演奏会を境に次の演奏会に向けて別の曲の練習が始まる。「本番」はすなわち、その曲との「別れ」でもある。
学生のときは「卒業」というシステムがあるのでもちろんだが、前説で述べたように合唱団は様々な事情をかかえているため、仮にもう一度同じ曲が選曲されることがあったとしても、ほとんどの場合で全く同じメンバーという訳には行かない。

この曲でこのメンバーでの本番はこれで終わり。そしてこの曲とは当分の間お別れ。
でも、一回っきりだからこそ生まれる「何か」。そこにある「アマチュアだからこそ」の「何か」。


そう思ってしまったということは、少なくとも私の本心は「もう一度やりたい」と思っているということになる。
恐れていた通りになりつつあるというわけだ。


   


さて、本番の音源を晒しておこう。
といっても、ネット上には既に公開されているので、そこへのリンクを標すだけである。

本番演奏の音源はrauloopさんのブログにアップされているので、興味がある方は聴いてみていただきたい。音楽鑑賞用としては聴けたものではないとは思うが、経験年数が2年前後がほとんどの素人集団としては結構マシな演奏なのではないかと思う。

もちろん、それは低音部を先生がビオラで固めているのと、主メロディ部を弾いているコンミスが7年目のベテランで安定しているという事がとても大きい。そして、普段あれほど「音でかい」と言っているくせに、本番の音源では2ndバイオリンである私の音は殆ど聞こえない。「邪魔をしない」を実践した・・・と言い訳しておこう。


   


そんなわけで、バイオリン歴10ヶ月目にしてついに、発表会デビューを果たしたのであった。

そして、合奏に参加してみた私の感想であるが、もう次の合奏レッスンにエントリーしてしまっているという事実が全てを物語っていると言えるだろう。
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comment

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No title

こんにちは。
そしてお帰りなさいませ。
更新お休みされている間に、合奏デビューされていたんですね。
合奏って本当に不思議な魅力がありますよね。
当日までは練習苦しいんですけど、本番はアドレナリン
じゅるじゅるで。。。
個人の発表会も同様で、あんなにしんどくて嫌で、
寿命が縮むほど緊張するのに、弾いてる途中位から、
「ああ、もうこれで終わりなのね。。。」と何故か名残惜しく、
緊張で音外しまくってるのに、何故か楽しい。。。
不思議です。
もうすぐ私もまた発表会です。今年は指板から
指落っことさないように頑張ります。

Re: No title

りょうさん

こんにちわ~
ただいまです^^


そうなんです、合奏デビューしてしまいました。

>当日までは練習苦しいんですけど、本番はアドレナリンじゅるじゅるで

すごいわかります。
そして、また出ることになってしまう・・・と。
合奏や合唱は麻薬のような危険性がありますねぇ・・・。


個人発表会は未経験ですが、7月の出演が決まっているので今から戦々恐々としています(笑)
きっと、心臓が破裂するほど緊張することでしょう。。。

りょうさんも発表会頑張ってください!!
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ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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