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バヨのゲネ模様

昨日はうっかり回想録だけで終わってしまったので、今日は現代のお話。
バイオリンのゲネ、弾き合い会の事も書いておこう。

私的にゲネと呼ぶほうがしっくりくるので、以降もそう書くことにする。


前回も説明をしたとおり、このゲネは『本番に近い緊張感の中で本番曲を弾く』という趣旨の催しである。
本番を目前に控えたこの時期に、本番並の緊張感になれさせるためと、あわよくばもうワンステップ伸びてもらおうという目論見もあるようだ。その為、ただ人前で弾くというだけではなく審査員のような先生が座っており、弾き終わったあとにけちょんけちょんにされるアドバイスがもらえるという有り難いイベントなのである。


ぶっちゃけ発表会当日も聴衆のほとんどは生徒と先生であるわけなので、ゲネと言いながら緊張の最大要因である「お客」の設定が本番と同じということになる。違うのは規模感だけで本番とシチュエーションが余り変わらない。


この日はたまたま参加者が少なく、生徒からの参加者は自分を入れて4人、先生が3人だった。合計7人のプチ発表会といったところだが、私は先生とデュエットなので聴衆は5人。
実際の発表会では数十人の参加者がいるので規模は何倍にもなる。


人前で構えて弾くのは2回目だが、こういうちゃんと仕切られた場で弾くのは初である。
緊張しぃ』の私である。最初はこのくらいの人数であるほうが好都合だ。
ちなみに人前1回目はCampArirumaの最終日に催されたプチ発表会である。初事情があってこのブログでは途中で話が止まっているが、興味が有る方はCampArirumaに参加した友人がブログに記してくれているので訪ねていただけたらと思う。(ありるまさん、せーさん、koyukiさん。私の緊張しすぎプルプル音源もどこかにひっそりと上がっている。)


   


さて、以前から私は自分の事を『緊張しぃ』と言っているが、少しそのことに触れておこうと思う。


私は本来人前が全くダメである。


「誰だって元はそうだよ」


・・・と言われるかもしれないが「人前で話すのとか苦手なんですぅ」とかいう軽いレベルのものではなく、「病的に」人前が駄目だった。


例えば、とても仲の良い友達同士で3人で話しているとする。3人以外に人はいないプライベート空間とする。
そこで、話の流れで一人ひとり「歌」を立ち上がって披露する事になったとする。その瞬間、私は全身から冷や汗が吹出し、正常な呼吸がままならない状態となる。そしてもちろんまっとうに歌えない。終わった後も体の震えが止まらない。

自分で言うのもおかしいが、私は昔から歌が割と得意である。実力の半分も出せればカラオケレベルの場では拍手喝采を受けるくらいには自信がある。だが、「その」緊張状態になった場合、実力が8割~9割減となる。

仲の良い友達2人だけだろうと、他人が100人だろうと関係がない。
私が「群衆」だと認識したらそこはもう人前である。

人数は関係ない。

相手も関係ない。

直前までじゃれあってた数人の仲の良い友人を前にする場合でも「発表形式」になった瞬間に相手を「群衆」だと認識してしまう。

しかし、一対一の関係性の場合なら全く問題にならない。
なので、接客をする事などには支障が無い。むしろ接客業は好きな部類に入る。その証拠に大学時代のアルバイトの大半は接客業だった。


あくまで「群衆に対して何かを発信する」という場が駄目というわけである。


私は昔「群衆」が怖かった。
普段仲の良い人間同士の筈なのに、「群衆」の中に混じってしまうと怖い。

緊張とは本来、人間が持つ「防衛反応」の一種らしい。
私の『緊張』は「群衆」への恐怖から身を護っているのだと思う。


上手くやらないといけないという心。
失敗したら嫌われるんじゃないかという恐怖心。
蔑まれるんじゃないかという恐怖心。


そういう心理で体が防衛状態に入るというわけなのだろう。
だから、頭で考える前に「反射」で緊張状態に入ってしまう。


人前では使えない人間


私はかつてそういう人間だった。
大人になってから出会う人々にはなかなか信じてもらえないが、私は案外繊細な心の内を持っている。


   


現在でも完全に克服をされたワケではない。
だが、カウンセリングなどとは少し違うが、様々な方法で改善を試みた結果「何がなんでも群衆を前にすると使い物にならない」というレベルの『緊張しぃ』からは脱却している。どうやって改善したのかという話はまたいずれ機会があればすることにするが、平たく言うと「ショック療法」というやつである。


極度の緊張しぃ。だけど同じ分野で2~3回経験したらもう緊張しない


現在の私はこういう『緊張しぃ』である。


新しい分野で人前に立つとやっぱり緊張する。
でも、しばらくすると慣れて緊張しなくなる。


そして、後遺症というか元々の『緊張しぃ』の性質が残っているせいか、人数は関係ない。
「大丈夫」になったら相手が2千人くらいでも大丈夫である。これは非常に都合が良い。


歌は緊張しない。
合唱の指揮も緊張しない。


だが、残念なことに、「音楽」で括れていない。
なので、バイオリンは緊張する。


私は自分の『緊張しぃ』との付き合い方を次のようにしている。


新しい分野に関わったら
「さっさと」人前に出て失敗する。



満を持して登場する方が緊張するのだ。
早めに「2~3回」を経験してしまって、「もうコレは慣れた」という状態にしてしまうという訳である。


さて、そういう意味ではバイオリンは「早めに」というタイミングをもう失ってしまっているが、かといって遅くもない。歴1年目で初発表というのは、世の中的には普通のペースではあるだろう。
そして、発表会に今後は出るとなった以上は、さっさと回数をこなして慣れてしまうのが良いだろう。


決して適当に済ませてしまおうという意味ではないのだが、ある意味で今回の発表会やゲネについては、落ちようがトチろうが構わないと思って臨んでいる。全力でぶつかればそれでいい。さっさと「人前でバイオリンを弾く」という行為を「あたりまえ」にしてしまう方がミッションとして重要なのである。


   


さて、そんなわけでゲネである。
「人前での緊張」において人数が影響しない私にとって、ゲネは本番と本質的になにも変わらない。


私の出番は4人中3番目。
トップでもないしトリでもない。「良い位置」である。


出番が近づくにつれて「緊張」が高まってくる。


― この緊張を「良い位置」で止めたい


本番などの「一発勝負」は「緊張」がなければ返って集中力が続かない。かと言って緊張し過ぎると、体が硬くなって頭が真っ白になって何も出来なくなる。危険域のぎりぎり手前の緊張にしたい。


駆け上がろうとする緊張を、『緊張しぃ』対策で覚えた呼吸法で抑える。
この「呼吸法で抑えよう」と冷静に判断できている時点で、もう致命的な状況に入っていかないルートに乗れている。


― 制御できて来てる


バイオリンで緊張しなくなるまでの「場数」は意外と少なくて済むかもしれない。


そのまま出番になり、「良い緊張状態」のままでスタートした。


   


演奏は「まぁ、こんなもんやわなー」という感じだった。


だが、私はゲネの結果に満足している。
緊張しなかったといえばウソになるが、極度の緊張で我を忘れるレベルではなかった。


演奏はもちろんノーミスではない。
トチり倒したし、落下もした。


だが、今はそれで良い。
そもそも、実力的に厳しい曲にトライしているのだから。



・1楽章は「ノンアレンジ」の方はまぁまぁな感じだった


・2楽章は「予想通り」落ちた・・・が復活できた


・プルプル病は緊張下でも起こらなかった


・あちこちで音程が外れていたが、外れていることを認識できていた



何に満足しているかというと、家での練習で弾けているところは弾けたという事と、失敗確率の高いところはやっぱり失敗したという事に・・・である。

要するに「実力通りの結果」が出たと言うわけである。
現在の自分が「まぁ実際はコレくらいだろうな」と認識している実力がそのまま出たような演奏だったと思う。


自己練習の時は「一発勝負」ではない。
その日の練習の中で何回も練習している内に、「奇跡的に」上手く弾ける場合がある。
その「奇跡の」一回を自分の実力だと勘違いする。


だが実際には「いつでも出せるパフォーマンス」が実力なのであって、奇跡は奇跡なのである。


プルプル病が発動しなかったことは自分でも驚きだった。
弓の持ち方を改善した甲斐があると言うものである。

本番ではどうなるか判らないが、人前でプルプルしなかった実績を持てたのは大きい。



本番まで後6日。

ゲネで丸裸になった課題に向きあって、気が済むまで練習しよう。

そして、本番では散っても泣かない事。



がんばれ自分。

楽しめ自分。

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comment

Secret

評判良かったですよ~。

ゲネに一緒に居合わせた人の意見聞くと評判良かったですよ~!
プルプルしなかったんですね。初回なのに凄いですね。
本番期待してます♪
エックレス弾く人は、トリでお願いしますね~。

応援してます♪

私も緊張するタイプです。先月中旬に発表会が終わったのですが、
演奏後両手がプルプルしていました(笑)

>早めに2~3回経験してしまって慣れた状態に・・・
なるほど~。
ぷぃぷぃ虫さんはアンサンブルもしていらっしゃる様なので
いいですね。

がんばって!楽しんで!くださいね。
応援してま~す♪

あがり症対策

とにかく慣れることなんでしょうね。

失敗しようが まっちろになろうが
それで終わるわけじゃないし
なにより楽しむために始めたことなんだから
テンパってることさえも楽しむ。
結果どうなっても 楽しめれば
いままでの自分に勝てたってこと。
くらいに わたしも開き直れればいいのになー。

がんばってくださいねー!

Re: 評判良かったですよ~。

rauloopさん

こんにちわ。


『ゲネに一緒に居合わせた人』とは、rauloopさんのブログで言うところの富士山さんですね(笑)
まぁ、「初めてにしては」という評価だと思っておいてください。
落ちたり間違えたりして、演奏そのものは割と悲惨です(;´∀`)


期待せんといて下さい。
期待されるとよけい緊張するんで(笑)

トリとか・・・どんな罰ゲームですか。
ソロがトリだと直後に合奏なんで体力もたんですよー。

Re: 応援してます♪

happy tiggerさん

こんにちわ~

おぉ!黄色い声援がっ!

応援ありがとうございます。


お互い「緊張しぃ」で苦労しますね~。
そうそう、終わった後のほうが震えますよね。
心臓に毛を移植したいものです。


ここまで来たら、足掻いて足掻いて・・・で、本番は楽しんでやりたいと思います。

Re: あがり症対策

雨さん

こんにちわ~ ( ・∀・)ノ


雨さんスゲェ!

・・・って思ってコメント読んでたら、最後に願望だったっていうオチで吹いてしまいました。


でも、「テンパってることさえも楽しむ」っていうのは感じ入りました。

そうなんですよねー。
楽しむために始めたんですもんね。

すごい苦行みたいになってきてますけど(笑)


がんばって楽しんでいきます。

わかる

> 私が「群衆」だと認識したらそこはもう人前である。
そうなんですよ~
家でリラックスして練習してるとするじゃないですか。
それが、今までパソコンに向かって無言でいた夫が、ひとことふたこと、私の弾き方についてコメント。…するともうダメなわけ。そこにいた「かぼちゃ」は突然「聞き手」に変貌して…以下略。

ま、でも、だいぶましになりましたよ。場数を踏む、失敗したときでも「せいぜいこんなもん」という感触をつかむ、それから事前にワインとかいう姑息な手段とか(笑)

それから、私の場合は、「ピアノWeb発表会」とかいう、聞き手がいるようないないような、中間的な「録音」という発表形式に慣れたことでずっと改善したような気がします。

Re: わかる

アンダンテさん

こんにちわ~

気持ち、わかっていただけますか。
そうそう、「野菜」が「審査員」に変わっちゃうんですよねー。


まぁでも、やっぱり、場数を踏むしか無いんですよねー。


ワインは良い手ですね(笑)
そういえば学生時代の合唱の本番では必ず、「力水」と称して楽屋で日本酒があけられてましたねぇ・・・。

オーストラリアから応援を♪

どうしてだったか、貴方のBlogに偶然来て、はまって一晩読み込んでしまいました。

緊張しぃ、って言うんですね。私もまったく同じタイプの人間です。しかもA型。ひとつはじめると凝るくせに要領悪いって言うか…。

状況もちょっと似てます。私は40歳になって初めてViolinを触りました。ちょうど3年目突入です。子供が習いたいっていったので先生のことろに連れて行った日に、「これから家ではお母さんが先生になりますからね。」と言い渡され、「人に自分ができないことを教えるのは、嫌なので私も始めます。」と即決。先生は自分の予備のViolinをその場で貸してくれました。後からきくと、ほとんどお母さんたちは続かないので、話半分くらいに聞いていたみたいです;

子供たちには発表会をさせているくせに、自分はまた経験ゼロ。あの状況を考えると、すでに心臓がのどから出てきそうな。先生の前でも、先生を「聴衆」とみなしてしまうので、50%くらいしか力が出せません。4重奏団ではそんなことまったくないんですが。

でも、貴方のBlogみて10月にある初の発表会へむけて、かなり勇気をいただきました。がんばりましょうね、お互いに!!
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プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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