スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

吾、如何にしてヴィオラを初めしか(1)

それは、5月の発表会の打ち上げでのことだった。


宴もたけなわ。
発表会へのプレッシャーから解放された直後で、お酒も良い感じに入って皆テンションも最高潮である。あちこちで次の発表会どうするだの、やりたい曲がどうだの、次はどの弦を張ろうだの・・・音楽の話も飛び交っている。


そんな中、私は先生と話が流れて流れて、次の発表会アンサンブル曲のアレンジについて話をしていた。

そのアンサンブルはザックさん企画で立ち上がったもので、選曲の方向性はしっかりと決まっているものの、バイオリンアレンジにするか、他の弦楽も入れた厚みのあるアレンジにするか、まだ決まりきっていないような状況だった。

早い話が、「バイオリン以外の楽器が無いけどどうしようか・・・」という話である。


   


先生 「ぷぃぷぃ虫さん、そろそろヴィオラやったらいいと思うのー」


― 来たか・・・


私 「ぇー。でも楽器も無いですし、いきなり買うのもねー」


ヴィオラを始めさせようとする先生とのやり取りはいつもの事。
興味が無いわけでは無いが、とりあえずいつも何のかんの言ってかわしている。

先生もいつも深追いはしてこない。
こうやって言い続けていれば、いつか始めちゃったりするんじゃないの、というやんわりとしたプッシュである。


だが、この日は違った。


先生 「ちゅーことは、楽器があったらやるっちゅーことですか?
(※大阪弁訳注:「ちゅーことは」=「と言うことは」の意)


私 「・・・・は?」


先生 「だから、楽器を貸したらやりますか?」


― チョットナニイッテルカワカラナイデスネー


私 「楽器って、ビオラをですか?」


先生 「Oui」


私 「先生のをですか?」


先生 「Oui」


私 「・・・」


先生 「必要な時に返してくれるなら、次の発表会くらいまでなら貸しますよ」


― 本気ですかアンタ・・・


いくら教え子だからと言って、自分のメイン楽器を数ヵ月単位で貸すとか普通は考えられない。


私 「いや、まぁ・・・そりゃ楽器があるなら始めやすいですよ」


先生 「ニヤリ」


私 「!!」


先生 「じゃあ、やりますね」


― しまった!やられた!


先生 「皆さ―ん。次の発表会で旦那、アンサンブルはビオラで出まーす。」


皆に宣言してしまう先生。

何故か、立ち上がらされる私。

そういえば、初めてアンサンブルに参加することになった時もこんな感じでハメられた背中を押された気がする。


私 「ぁ・・・どうも・・・何かそういうことになったみたいで・・・」


― なんか後に引けない感じになったなー


ふと嫁を見ると満足気にうなずいている。


― お前・・・やっぱり止めないのな




続くはず。
スポンサーサイト

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【吾、如何にしてヴィオラを初めしか(1)】

それは、5月の発表会の打ち上げでのことだった。宴もたけなわ。発表会へのプレッシャーから解放された直後で、お酒も良い感じに入って皆テンションも最高潮である。あちこちで次の発表会どうするだの、やりたい曲がどうだの、次はどの弦を張ろうだの・・・音楽の話も飛び?...

comment

Secret

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

バイオリン歴
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
最新記事
アクセスカウンター
ブログランキング
ランキングに参加しています
ポチッ!と応援お願いします

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

リンク
バヨ友
バヨブロ友達
検索フォーム
QRコード
QR
レンタルサーバー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。