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通奏低音合わせ 03 ― 十分 ―

アンサンブルの通奏低音合わせが終わった後、私は先生と通奏低音奏者二人と4人で、ソロ曲の通奏低音会場に移動した。
もっとも、会場と言っても普段レッスンが行われている教室である。

一時間弱の移動の後、とりあえず楽器やら何やら荷物だけを教室に置いた後、教室近くのインドカレー屋さんで皆でランチタイムとなった。

スパイスの効いた料理を突きながら、改めて自己紹介をして四人で他愛もない話をする。また、私がブラックチキンとかいう何だか良く判らない珍しいものを頼んだので、それをきっかけにしてお互いの食べているモノを交換しあったりして急激に距離が縮まった。

あとで分かることだが、このランチを共にした事は非常に大きなプラス要素だった。


   


「緊張しぃ」にとって「打ち解けている」という状況は非常に安心材料となる。

私だけかもしれないが、楽器の素人にとってプロの奏者による伴奏、特に馴染みの無い楽器の伴奏者というのは少し「怖い」印象がある。恐怖というよりは尊敬の念が大きいので、畏怖という感情が入っていると言ったほうが正確だろうか。コンサートなどで外野として見てる分には特に感じないが、伴奏者として自分と関係性が生まれると「こんなに下手っぴで怒られへんかな」という様な感情が生まれる。

伴奏者として当日だけ来てもらい会話らしい会話も無いままじゃあリハ・・・という流れだと、よく解からん人が横で弾いているという状況になり、ある意味「コイツも敵」という認識になる。
それは緊張を増進する材料となる。

それが、たとえ30分ほどだけでも、一緒に食事をして会話を楽しみ、食べているものを交換すると、とても「仲間意識」のようなものが芽生える。これが『伴奏者を他人認識しない』事につながり、『この人は味方だからダイジョブ』となってむしろ緊張を和らげる


   


結果的に通奏低音合わせは全く緊張しなかった。
そして、思っていたよりもずっとちゃんと弾けた。

第1楽章と第2楽章は、これと同じことが本番当日できれば十分という状況。
待ちたいところでちゃんと待てているし、伴奏を聴いてハメるところはハメに行けている。(当社比)
特に第2楽章は、これだけ間がとれたらホールの音響の中ではもっといい演奏ができそうだ。

ただ、第3楽章は「やっぱり」転ぶところが出てくる。ちゃんと弾けるはずなのだが、心の奥底に曲に対する苦手意識のようなものがあり、演奏が硬くなってしまってる。楽譜のレベル的にみても3曲中で最も難しくないし、一番弾き込みをしている。しかしその苦手意識のせいで指がもつれたり変なところで弾き間違えたりしている。
しかし、それは「想定の範囲内」の崩れ。


― 十分だ。


これまでの発表会前日の状況と比較しても仕上がり度は段違いだと思える。
ヴィオラを弾いた後の慣らしゼロ状況でこれなら明日の本番は心配ないだろう。


後は、どれだけ緊張せずにいけるか。
集中できるか。


― 明日が楽しみ


後は、当日リハと本番を残すのみとなった。
やれるだけのことはやった。

この半年、特にヴィオラをはじめてからの4ヶ月、確実に上手くなってきている実感がある。

楽譜の認識速度は随分向上した。
左手の指も格段によく動くようになったし、右手の自由度が向上したという自覚もある。
何より「弦楽器を弾いていることの特別感」が無くなった。

いつも通りなら十分。
後は心静かに本番を迎えられる事を願うばかりである。
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ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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