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カミングアウト

私は自分のバイオリンへのチャレンジに纏わる"アレやコレや"の話をこうしてブログで発信している。
それこそ何の制限もかけていないので、ある意味、世界に向けてヘッポコなバイオリン練習記を晒しているわけなのであるが、身の回りの人にはまだ全くバイオリンを始めたことを言っていない。

まぁ、休日にはノーリミッターのフルパワーでバイオリンを掻き鳴らしているのでご近所さんには当然知れ渡ってはいるだろうが、少なくとも親兄弟親戚友人知人・・・には全くバイオリンのことを話していない。
どちらかと言えば意図的に隠している。


それは、なぜか。


バイオリンは非常に難しい楽器。
人様に聞かせられるようになるには何年も修行が必要だ。
途中で心が折れて挫折してしまうかもしれない。
また、続けられなくなるような事情が発生するかもしれない。

バイオリンをやっていることを広く公言してしまった後に「やっぱりやめちゃいました」という格好の悪い感じになるのが嫌なのである。

さらに言うと、私は"サプライズ"を演出するのが好きだったりする。
だから、3年くらいは黙って練習しておき、ある日突然、いきなり嫁とのセッションを披露する。
いきなり「できる」状態で演奏をもってカミングアウトをする・・・。
なんと美しいシナリオであることか。


しかし


その素敵プランは昨晩。
全て崩れ去ることとなった。


   

一人目:実父

ファーストカミングアウトは実父。
本当はカミングアウトしたくないリストの結構上位に位置しているのだが、公表せざるを得ない理由が出来た。
その理由とはバイオリンの練習場所の問題である。


現在、毎晩のミュートを付けての練習に不満を感じ始めている。

最近になって分かってきたのだが、正しい音を押さえられているとき、他弦の共振とバイオリン本体の共鳴で倍音が聞こえる。「ここ!」っていうピタっとくるポイント。「絶対ココで正解」というのがわかる。
消音器を付けていると当然バイオリンは響かずそれがわからない。
よって正しい音を出せているかの判定が自分の耳だけとなる。

さらにボウイング。
これはきっとバイオリンごとに違うのだと思うが、ミュートをつけてG線をフルパワーで鳴らすとひどい状態になる。
本来であれば駒を通じてバイオリン本体に向かうはずだった振動がミュートで減衰されて音が小さくなるわけであるが、どういうわけかG線である一定以上の強さで弾くと振動が弦に帰ってくる様な状態になる。弦が暴れるので変に弓で抑えつける癖が付く。


ミュートを付けていると練習にならない。
しかし、夜中の1時をまわってバイオリンをフルパワーで鳴らすわけにもいかない。


そこで目をつけたのが実家。
実家は私の家の何倍も広い。そして、昔ながらの土蔵が在るのである。
土蔵の壁の厚さは20センチはあろうかという分厚さ。
アレならば完全では無いにせよ、迷惑でないくらいには音が減衰できるのではないか。。。

そして実家は私の家から徒歩7分。
さらに、最寄り駅から家に帰るまでの間にある。
格好の練習場所と言えるだろう。


しかしいくら親子とはいえ、無断で忍び込んで弾くわけにもいかない。
格好の良さより練習場所を選び、カミングアウトをするに至ったわけである。


そして昨晩レッスンからの帰り道、バイオリンを担いだまま実家に上がりこみ、カミングアウト。


父「ぉ なんやそれ? バイオリンか」

ぷぃ「おぅ」

父「習うてるんか?」

ぷぃ「そうやねん」

父「そうか」


父「惜しかったなぁ。5歳の時にはじめられとったらなぁ・・・。もうちょっとで習えとったのになぁ」


私が心の奥底でバイオリンに対する憧れをずっと持っていたことを、父は知っていたようだ。
驚くどころか、「やっぱりな」みたいな空気。さすがは親。
いくつになっても親には勝てませぬ。

5歳の時のお話はまたいずれ・・・。

ぷぃ「ちょっと 蔵 かりるでー」


さっそく蔵に移動し、バイオリンの音がどれくらい漏れるかを嫁に聞いてもらうことにした。


   


時代劇にしか出てこないような重い扉を閉める。

扉は二枚。外扉は厚さが10センチを超えている。

二枚とも閉めると独特の密室感が漂う。

外の世界と遮断されているのを感じる。

外の音が聞こえない。

これならいけるかもしれない。


バイオリンをセッティングしフルパワーで鳴らしてみる。

レッスン直後はバイオリンが特に鳴る。

これで漏れなければ・・・・


期待を込めて扉を開け、嫁に聞いてみる。

ぷぃ「どうやった?」

嫁「綺麗に聞こえてるわ~」

orz


ぷぃ「ちょっと本気で鳴らしすぎたわ。もう一回、こんどは普通に弾いてみるし」


再挑戦。


ぷぃ「どうやった?」

嫁「普通に綺麗に聞こえてる」


ダメか・・・・orz


バイオリン音デカ過ぎだろう・・・


ん? まてよ? バイオリンの音が伝達しやすい音質だったりするのかな?


ぷぃ「ちょっと歌ってみるし。漏れるか聞いてみてくれ」


もはや目的を忘れる私。

蔵の扉を閉め、フルパワーで発声してみる。


ぷぃ「どうやった?」

嫁「バイオリンよりうるさいわ」



蔵に遮音効果なし


   


カミングアウトしてまで手に入れようとした練習場のアテが外れるという残念な事態。


まぁ、父親は私の友人と接点があるわけでもないし、カミングアウトの影響範囲は今だ家族のみ。
私の素敵プランが崩れることはないだろう。


しかし、昨晩のカミングアウトは父親だけで済まなかったのである。


つづく・・・
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ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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