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Lesson11(後編)-低い!高い!迷うな!-

マイアバンク80番 『Dメジャーアルペジオ』

練習してきていないにもかかわらず、逃がしてくれない先生。
どうやら、今ここで弾けるようになるしかないようだ。


短い曲なので、何度も弾く。
人間、追い詰められると何とかなるもので、5回くらい弾くと何とかなって来た。
普段の練習もコレくらい集中力があれば、もっと練習時間が少なくても上達していけるのだろう。

ここから、ようやく先生の指摘スタート。


先生「ファのシャープとドのシャープがちょっと低いですね」


ん?そうですかね?
自分では今ここで練習した割にはかなり細かく音が取れたと思うのだが・・・。


先生「間違ってるわけではないですが、これくらい高めの方がアルペジオの場合は綺麗ですよ」


そう言いながら、お手本で弾いてくれる。
確かにそちらの方がメロディ的にしっくり来る気がする。
でもなんとなく、基音から3度に移る時に違和感を感じる。


先生「ぷぃさんはこっちで行ってるんです。」


そう言いながら、今度は、おそらくは私が弾いたのと同じであろう音程で「悪い見本」をやってくれる。

確かに、低めに聞こえる。
基音から3度に行く時はしっくり来るが、次の音に行く時はこちらの方が違和感が大きくメロディ的には若干不満な気もする。スケールで弾くときはたぶんこっちで弾いていない。


なるほど・・・そういうことか・・・


私 「今日、4時間くらい合唱の練習してきたので、耳が純正律よりになってるかもしれないです」


先生 「あぁ。なるほど。」


私は絶対的なピッチは判らないが、どうやら、日によって純正律っぽい側に音を取る時と、ピタゴラス音律っぽく取っている日があるようなのである。

純正律とピタゴラス音階は3度で大きく音が違う。
純正律の場合、平均律より「低く」とる必要がある。逆にピタゴラスは平均律よりも「高め」に来る。

ハーモニーディレクターという1Hz単位でピッチを変えて音を出せるお高い楽器があるのだが、それで聞き比べると明らかに音が違うのが分かる。しかし、そんなHz単位の音の違いを意識的に出来るわけもないので、3度を「わりと低め」と意識して出すのが純正律で、3度を「微妙に高め」と意識して音を出すのがピタゴラス・・・という感じでやっている。「どちらの音律でやろうとしてるか?」で意識する方向が真逆なので、この差は非常に大きい。

比べてみない限りは、音の高低が判らない程度の耳なのだが、曲や雰囲気、気分によって「こっちの方が気持ちがいい」という感覚で、雰囲気で3度の方向性を決めている。それが、結果的に純正律よりかピタゴラス音律よりかになっている・・・のだと思う。
今回はたまたま純正律よりに来ているという事。


先生 「純正律とピタゴラスを自由に切り替えて使えるようになりましょうか」


また、無茶な事を・・・


先生 「バイオリンも、場合によって純正律とピタゴラスを使い分けると良いです。こういう典型的なアルペジオの場合、メロディックに行きたいのでピタゴラス側の方が綺麗に行きますよ」


もう一回、3度をかなり高めに意識して弾く。


♪~

先生 「いい感じですが、押さえた後に迷うのやめましょうか」


純正律とピタゴラスは2度と4度は全く同じ音程、3度以外は先ほどと変わってはいけない。
しかし、3度の位置を高めに意識すると、微妙に指を置く位置関係が変化するため、指をおろした位置がずれて微妙に音程がぶれる。それが嫌なので指をおいてから音程を修正しているのだ。
まぁ・・・そうでなくても指を下ろす位置はまだ全然確定できてないので、普段から音は迷い気味ではあるのだが・・・。


先生 「音程の違いに自分で気付いて、自分で修正できるのはすごい良い事ですが、そのレベルにあるのであれば

この程度のアルペジオなんぞ、修正とか無しで余裕

っていう顔で音程修正とか無しで行きましょう。」


先生 「こんな感じです」


手本をみせてくれる先生。

先生の指は迷いなく正確な音程をピシッ!ピシッ!っと取っている。

やっぱりすごいなぁ・・・と思っていると


先生「うわ!低かった!


一音だけ私でも分かるくらい、低めに入った先生。


先生「でも。修正しませんよ~


どういう方向性の見本なんだ・・・それ。


とりあえず、なんとかかんとかマイアバンク80番クリア。


   


この後、もう一曲トライ。

全体としてはピタゴラスで弾き、特定の部分だけ和音意識して「純正律」もしくは「自然倍音律」を意識して弾くように・・・とか、ここはブレスをイメージしろ・・・とか、指が超合金みたいになってるから柔らかくしろ・・・とか、今までに無く細かく指摘されながらもなんとかクリア。


とりあえず、当面の左手の課題は、

迷わない・硬くならない・ダレない・・・といったところですなぁ。


結局、8曲中7曲クリアし、1曲は時間切れで次回に持ち越し。


「フンフン♪」言いながら先生が宿題をたっぷり出して、この日のレッスンは終了。


毎度の事だが、先生は次までに1週間しか無い事を分かっているのだろうか・・・。


そして、ようやく気づいたのである。


頑張ったら宿題が増える


えらいこっちゃ。
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comment

Secret

難しい。

平均律とか純正律とかピタゴラスとか
最近始めてその単語を知りました。
一体ぜんたいそれは何???
といった感じです。
フィドルの方で高い低いを指摘されまくってて
長3度とか短3度とか・・・(?_?)意味不明です。
そこんとこちゃんと知っておかないと弾けん!
といった感じでめっちゃ困っております(T_T)
バイオリン弾くのにこんな算数みたいな
お勉強があるなんて思いもしませんでしたー(>_<)

レベルたかっ!!(o_o)

えーっ、ピタゴラスと純正率の使い分けですか~??
いきなりどんだけハイレベルなんでしょ!!

「1むにゅ」(指をぐにゅってすること)だけでもそれどころじゃなく狂うからなぁ~
私もしょっちゅう弾いてから修正に頼ってますが、これじゃいかんのでしょうね。

> 先生「でも。修正しませんよ~」
先生キュートですね(^^;;

純正律とピタゴラス

同じ音なのに、曲(音階)によって3度の音だけ高く弾くとか
あるんですねー。
私は、絶対音階ではなく、感覚でいつも弾いてしまうので
そんなこと言われると、混乱してしまいそうです。

Re: レベルたかっ!!(o_o)

アンダンテさん

こんにちわ~

無茶だと思いますよね?(笑)
前の音からの差分でしか音をとってない私としては、「理屈として知っていても出来るかー!」状態です。
正直ここまでシビアに音程指摘されるとは思ってませんでした。

修正は癖になるから、やめれるなら早い段階からやめとけ・・・という感じでした。
「修正できるだけマシ」らしいですが。。。




Re: 純正律とピタゴラス

まめそらさん

こんにちわ~

正確には、2度や4度も平均律(ピアノの調律)よりもわずかに高かったりします。
でも、私も弾くときは感覚で弾いてますし、そんなわずかな弾きわけなんて出来ません。
知識として知ってる・・・っていう程度ですね(笑)

高いだの低いだの言われたときに、「自分では合ってると思って弾いてたのに何故か指摘されている」場合に理屈上そういう感じで理解するのにつかう程度にしか使えていません。。。

No title

普通の音程からして狂っている人はどうすれば・・・・
私はいつもレッスン時間の2/3が音程調整に費やされています。

ヴィオラの人は間の音を弾くときに上下を聴いて
瞬時に修正したりするそうです。すごいなあ。
ピアノ三重奏のときなどはピアノの調律的な音程で
弾くのでしょうかね。いろいろ考えると音楽って不思議ですね!

がんばっただけ宿題が増えるって、営業マンのノルマみたいですね。

Re: 難しい。

ぴっぴさん

こんにちわ~

バイオリンってホント音の指摘細かいですよね~(;´Д`)

音の高低は1セント(半音の100分の1)であってもメロディを形作る際にはとてつもなく重要な要素らしいです。厳密に言うと、同じ調の中でも(曲の進行によりますが)ラ♯とシ♭は違う音だそうです。もうわけ解りませんよね(笑)

私も普段は平均律とかピタゴラスとか意識せずに(できずに)「雰囲気」な感じで音とってます。
そもそも絶対的な音の高低なんて解りませんし・・・。

実は「どの音律を選択して演奏すべきか」というのはプロレベルでも十分に問題になることのようです。
現代では楽曲全体を純正律重視で楽器をやることは少ないようですが、合唱とかで宗教曲のアカペラ中心にやっている団体で純正律を目指しているところは結構あったりします。
ピタゴラスはメロディ的に有利だけど、和音的に不利なので場合によって使い分けるらしいです。
弦楽四重奏とかだと、和音構成パートは純正よりでメロディーパートがピタゴラスとして、あえてメロディーパートを純正律から「はずす」ことで和声の中にメロディが埋もれないようにする・・・とかまで考慮されているみたいです。もう訳わかんない世界です。

突き詰めれば果てしなく深い世界だと思います。
えらい世界に足を踏み入れたものです・・・(;´Д`)

Re: No title

celloさん

こんにちわ~

celloさんのブログで時折公開されている音源からすると、私も含めて一般人の耳には狂っている音程には聞えませんので、むしろcelloさんがすごいシビアに音程を捉えておられるのではないかなぁ・・・と思います。
息子さんは手厳しいようですが、息子とは母に対してそう接する生き物ですので。。。


私の先生は、演奏家としてはビオラがメインらしいです。
オーケストラにはビオラで入っておられるようですし、レッスンのときもセカンドパートは時々ビオラでやっておられます。そのせいなんですかね・・・音程の選択についてコマゴマとしておられるのは。。。
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ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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