スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Lesson12(中編)-特殊奏法-

続いての課題曲はエチュード。

マイアバンク62 『SIXTH ETUDE』

MaiaBang62.jpg


スケールなどを除けば、初の全面スラー曲。
結構指が忙しい感じ。

実はしれっとイ短調。アモーレ。


先生 「じゃあどうぞ」


♪~


― ぉ・・・これは結構マシかもしれない。


何とか他弦触るとか、音がつぶれるとか残念なことにならずに済んだ。


しかし・・・


先生 「ソのシャープ・・・」


― ぁ・・・低かったです?


指摘されたのは4小節目のソ#。


先生 「まさか、今のはソのシャープが下がったとか言いませんよね?」

私 「はい?」

先生 「間違えてソで弾いて、それが上ずったんですよね?」


最初何を言っているのか判らなかったが、要するに、ソ#にしては低すぎてソの方に近くなってる・・・ということをとても嫌味に言われたというわけである。ソ#の間違いにすら聞えず、もはや"ソの高め"の領域に入ってるらしい。


弾き直す。


先生 「まだ低い」


もっと高く弾き直す。


先生 「まだ低い。 コレくらいで行きましょう。」


先生が手本を弾いてくれる。


― そんなに高めに入るのか・・・。


ちなみに今日は先生はどこかで本番があったらしくビオラ。


もう一度、弾き直す。
今度は一応ソ#に聞えたらしく、最後まで弾かせてくれた。


先生 「いいんですけど・・・」


先生がこういうときは、次に無理難題が出てくるはず。


先生 「なんか重いんですよね」

私 「はぁ・・・」

先生 「もっとこう・・・軽やかになりませんか?」


先生が手本を弾く。
こんなエチュードでも先生が弾くと背景に壮大な物語を抱えているかのように聴こえる。脳裏に乾いた荒野が浮かびあがる。

そうか・・・私の演奏はジメジメしてるんだな。


先生 「とりあえずもう一回弾きましょう。伴奏つけますから」


― ぇ?伴奏?


先生がビオラをウクレレのように構えてコード弾きを始める


ポロロ~ン ポロロ~ン ポロロ~ン ポロロ~ン


テンポが私が練習していたものの倍くらい速い。
ていうか、そもそもその弾き方は何なんだ。
ビオラのウクレレ弾き。勝手にビオレレと命名しよう。

色々動揺している私をよそに、先生はAmとDmの分散和音ポロロン弾きを繰り返して私が入ってくるのを待っている。頑張って乗っかるしかないようだ。

ポロロ~ン(Am) ポロロ~ン(Dm)
ポロロ~ン(Am) ポロロ~ン(Dm) えいや!

テンポが速くてつらいが、ビオレレが待ってくれないので必死で乗っかっていく。
しかし、やはり二段目の後半あたりで崩壊。


ポロロ~ン ポロロ~ン


何も無かったかのように、はじめに戻って「待ち受け」する先生。
ひぃぃぃ・・・できるまでエンドレスですか?!


しかし、このビオレレのポロロン弾き。かなり雰囲気が出てるのだ。
リュートの音などちゃんと聴いたことなど無いのだが、リュートっぽい雰囲気とでも言おうか。
乾いた音の中に哀愁が漂う独特の世界が浮かび上がる。

場所は中東辺りの乾燥地帯だろうか。
そこにひっそりと存在している寂れた街。
その昔、そこには王国が栄えていた・・・いつしか国は滅び、わずかに生き残った末裔たちが細々としかし脈々と暮らしている。その繁栄と衰退の歴史を語るは街に古くから伝わる歌・・・。
王国が衰退したのは数百年の昔・・・もはや、この歌を聴いても誰も涙することもない。
乾いたような歴史の記録だけが美しい旋律にのせて淡々と綴られる。


そんな風に弾きたい。

・・・RPGのやりすぎですな。


がっつりと妄想を広げながら、2回くらいトライして何とか弾き終える。

ちなみに言っておくが、上記の妄想イメージなどバイオリンの演奏には微塵も反映できていない。音符を並べるだけで必死である。


先生 「コレくらい速いともっさり弾いてる余裕無いでしょう?」

私 「はい。」

先生 「ぷぃさんは、弦押さえるたびに一回一回『手にロックがかかって解除して』を繰り返しているので、どうしても滑らかに動かないんですね。だからロックが不可能なくらい速めのテンポで練習してください。」


『やり直しにはしないけど復習しっかりしておいてね』という素敵なお言葉をいただいて、「一応」マイア62をクリア。

おまけもおまけ。大おまけ。


つづく
スポンサーサイト

comment

Secret

No title

ビオレレ!!!!
これ、私のツボでした(笑)

でも、ビオレレ聞いてみたいです。
素敵そう♪

私もよく先生にもっと
テンポ上げた方が安定するよって
言われます~(^_^;)

No title

ビオレレ~~
ハハハハハ!!
爆笑!!!
師匠、参りました。

きっつ~

> ということをとても嫌味に言われたというわけである。
先生、キツイっすね(^^;;

> 上記の妄想イメージなどバイオリンの演奏には微塵も反映できていない。
え、そうなの!?
いやでもそこまで詳細なイメージを持って弾かれていたら…
ひょっとしてホントに、ただのエチュードが一大感動巨編として演奏されていたのかも!!
ビオレレ伴奏つきの、衰退した王国の物語…
生で聞いてみた~い!!

それにしてもむやみに難しいエチュード弾かれてませんか?? 私弾けないよこんなの。

Re: No title

アリアさん

こんばんわ~

先生が弾いている時にうっかりビオレレという言葉を思いついてしまって、レッスン中にいきなり笑ってしまいそうになりました。

私はゆっくり弾くのと早く弾くのってなんとなく、左手のモードみたいなのが違う感じです。
まだまだ指が硬いらしくてなかなか早く動いてくれないんですけどね・・・

Re: No title

yamanokanata125さん

こんばんわ~
喜んでいただけて光栄です(´∀`*)

Re: きっつ~

アンダンテさん

こんばんわ~

先生はドSなので、ものすごーくキツくて嫌味です(笑)
先生自身が「ちゃんと練習してこないと嫌味な事言いますからね」と公言しているくらいですので・・・。
先輩の生徒さん達は私よりもっとキツイことを言われているらしいので、どうやら私はまだ「ビギナー」として甘くしてくれている模様です。
これからが怖いですが・・・(;´∀`)

一応、合唱でなんちゃてなりに指揮とかしてたので、曲に対する妄想を広げる癖があるのですが、バイオリンにはナカナカ乗せられないですね・・・そもそも音を並べるだけで必死ですので。

ここ最近急激にエチュードが難しくなったと思っていたものの、他と比べることがないので、こんなもんかと思ってたのですが、やっぱり難しいんですねー
えらいスパルタ教室を選んでしまったものです。
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

バイオリン歴
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
最新記事
アクセスカウンター
ブログランキング
ランキングに参加しています
ポチッ!と応援お願いします

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

リンク
バヨ友
バヨブロ友達
検索フォーム
QRコード
QR
レンタルサーバー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。