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合唱合宿(後編)-成果×成果-

モーツァルトの後は、自分の担当コマ。
途中に夕食を挟みながらも、どどーんと3時間。

モーツァルトを歌っている間に座っているのも辛いほど腰が痛くなってきたのであるが、3時間も立ちっぱなしで指揮を振れるだろうか・・・・。


現在取り組んでいる曲は『永訣の朝』という曲。
宮沢賢治の詩で、鈴木憲夫という作曲家がまだ学生だった頃に書いた作品である。

合唱としてはかなり長めの15分くらいの曲。
曲集ではなく1曲で15分。いわゆる「大曲」に分類される曲。
聴いていると大したこと内容に思えるのだが、歌ってみると拍子やテンポがめまぐるしく変化し一小節足りとも気が抜けない。


ちなみに、「永訣の朝」とはこんな曲である。


Youtubeには抜粋しかなかったが、ニコニコ動画のアカウントをお持ちの方はコチラで。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3715708
全曲アップされていて、しかもこちらの方が私好みの演奏。


私の所属する合唱団はスローペースである。
大体二年に一回のペースでしか演奏会を行わない。・・・というか行えない。
月一度か二度しか練習のないアマチュア社会人合唱団では、これを通るようにするだけでも中々に大変である。

「永訣の朝」を練習し始めて約1年、まだこの曲を通したことがない。
普段は1コマの練習が1時間程度しか無い。通すだけで練習の25%が持って行かれるので、通すとなると覚悟がいる。
どうしてもブロック単位の部分練習しか普段は出来ないのだ。


今回の合宿の大きな目標。
それは、この曲を途中で止まらずに通せること。
細かい粗はもちろんあるだろうが、とにかく崩れないこと。


練習は明日も一時間ある。
今日は3時間たっぷり復習をして、明日最後の最後に通そう。
そう心に決めた。


   


練習が始まった。

これまでやってきたことを頭から復習して行く。
バイオリンでは先生に指摘される側だが、この時ばかりは指摘する側。
10小節程度歌っては止め、歌っては止め。


細かい音程のチェック。和声のチェック。言葉の言い方。口の形。音色。・・・
細かく指摘する時間がある。

普段はあまり踏み込めない深い曲想。作曲家の意図。詩の意味。
私なりの解釈を伝える時間がある。
曲がりなりにも"音楽"を織り込んでいくことが出来る。


ただ、歌えるだけでは面白くない。意味が無い。ソツない綺麗なだけの演奏にしたくない。

自然、練習に熱を帯びてくる。
不思議なことにアレだけ腰が痛かったのに、練習を初めて10分もすると完全に忘れ去っていた。人間集中すると痛みを忘れるらしい。



そして、瞬く間に3時間が経過し、最初から最後までひととおり細かく曲全体をさらった。
もうあと1分程しかないが、出だしだけもう一度サラリと歌っておきたい。
時間いっぱいまで歌ってもらおう。


そして、最後の一回。
行けるところまで行くことにする。


♪~


出だし。ベースから始まる男声のヴォーカリーズの掛け合いが上手く行っている。
続けての女性の入りも良い。

今日はすでに6時間ほど歌っているのに声に力がある。
本日最後だと思っているからなのか、なかなか普段出ない緊張感が出ている。


― これは・・・良い。


ファーストフレーズだけで終わるつもりだったが、止めたくない。
もうちょっと続けよう。

私は「永訣の朝」を4つのブロックに分けて練習している。
このまま、1ブロックの終わりまで行こう。


しかし、1ブロックの終わりでも止められない。
なんとも良い雰囲気が生まれてしまい、指揮者としてはそのまま2ブロックに進行せざるを得ない。


― これは・・・通せる流れだ!


そのまま2ブロックに進行する。

2ブロックの終盤。
非常に良い雰囲気だったが、時間は既に7分オーバー。
3ブロック目と4ブロック目の間には切れ目がない。このまま進んでしまうと最後まで行くしかなくなる。


このまま行くか?ここで終わるか?


結局泣く泣くここで止め。練習終了。
もともと最後の最後に通すと決めていたし、ここで通してしまうと明日の練習で緊張感を失うと判断した。


だが、とても残念。
今の流れは絶対通すことが出来た。しかも「ただ通った」にならない演奏だった。
それは歌い手も同じだったらしく、「ぇ?通さへんの?」顔。

ごめんね。明日頑張ろうね。


   


翌日、私が担当する練習の最後の15分。
今度は、「今から通します」とハッキリ宣言してからのトライ。

昨日の「通る流れ」は偶然ではなく、きっちりと通すことができた。

もちろんまだまだ荒削り。
やっと通るところまで来た・・・という段階だが一旦の節目。
これからもっと良い演奏になるように頑張っていこう。


今回の合宿では私の担当だけでなく、他に練習中の曲も全て通り、次の演奏会に向けて大きなはずみとなった。
次の課題も見えたことだし、一定の成果をあげられたのではないだろうか。


さて、合宿が終わってみると、風邪は撃退。腰痛緩和。
これはこれで成果。病の時は好きなことをしなさいってことですな。


※PC不調のため、投稿するハズだった日に遡って投稿しています。
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ぷぃぷぃ 虫

Author:ぷぃぷぃ 虫
酒飲み三十路男。
ふと思いつきでバイオリンを初めてしまう。合唱歴は10年超えだが楽器は素人。
ひょんな事からヴィオラも初め「させられる」。レイトスターターながらスイッチプレーヤーを目指すことに・・・

職業 SE。やぎ座のA型。

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